現地25日に開幕した国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリード、オーストリア・…

現地25日に開幕した国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリード、オーストリア・インスブルック、イタリア・トリノ/11月25日~12月5日/室内ハードコート)。26日には、前回2019年大会チャンピオンのスペインが登場し、グループステージ初戦を3-0で取った。大会公式ウェブサイトやATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなどが報じている。【実際の動画】自国で勝利し雄叫びをあげるフェリシアーノ・ロペス【実際の動画】まるでミサイル!?シナーのリターンエース【実際の動画】ジョコビッチ、気分は冬季オリンピック?

今大会はトリノ、インスブルック、マドリードという複数の都市での同時開催。 出場18ヶ国が3ヶ国ずつの6グループに分かれ、それぞれの都市で2つのグループがまず総当たり戦を実施。その後は準々決勝が行われ、最後はマドリードで準決勝と決勝が開催される。大会2日目は、グループA、E、Fで初戦が行われた。

マドリードで開催されているグループAでは、ディフェンディングチャンピオンである地元のスペインが、ファイナルズ初出場のエクアドルに3戦全勝。スペインは、5回の優勝に貢献してきた大黒柱の元世界王者ラファエル・ナダルを怪我によって欠いた上、試合直前には世界ランキング19位のロベルト・バウティスタ アグートが負傷で、世界32位の18歳カルロス・アルカラスが新型コロナウイルス感染で立て続けに離脱するというアクシデントに見舞われていた。それでも1試合目で世界106位のフェリシアーノ・ロペス、2試合目では世界20位のパブロ・カレーニョ ブスタがそれぞれ世界291位のロベルト・キロス、世界149位のエミリオ・ゴメスにストレート勝利。3試合目のダブルスも3セットの末に取った。

チーム最年長、40歳のロペスは14本のサービスエースを決めた上、5回あった相手のブレークチャンスをすべてしのいで6-3、6-3のストレート勝ち。デビスカップでのシングルス通算7勝目を収めた後、「試合への情熱はまだ失っていないよ。情熱がなければここにはいないだろう。40歳の今もツアーに参加しているけど、情熱なしでは毎日練習し続けることはできないからね。ずっとこういう瞬間を待っていた。母国に1ポイントをもたらすことができて嬉しいよ」と喜びを示している。

トリノで行われたグループEでも、ホームのイタリアがデビスカップ最多優勝(32回)を誇る強豪アメリカに勝利した。イタリアは先日同じくトリノで開催された「Nitto ATPファイナルズ」中の怪我でチームナンバー1の世界7位マッテオ・ベレッティーニを失うことになったが、地元の声援を受けてチームが躍動。世界27位のロレンツォ・ソネゴが世界26位のライリー・オペルカを、世界10位のヤニク・シナーが世界24位のジョン・イズナーをそろってストレートで破った。最後のダブルスでは、ファビオ・フォニーニとロレンツォ・ムゼッティのペアがダブルス世界4位のラジーブ・ラム、元世界2位のジャック・ソックというダブルスのスペシャリストたちに負けたものの、チームは2-1で白星スタートに成功している。

ベレッティーニの代役を務めた「Nitto ATPファイナルズ」に続いてトリノでプレーしたシナーは、「ここで戦うことはとても特別だ。勝てて良かった。僕たちのチームはみんな素晴らしくて、団結心にあふれたチームだ。その一員であることを誇りに思うよ」と発言。

グループFでもホームのオーストリアがインスブルックの会場に登場したが、こちらは同国のロックダウンを受けて無観客開催。その影響もあり、2010年大会覇者で世界王者ノバク・ジョコビッチを擁するセルビアに0-3で敗れた。元世界3位のドミニク・ティームが負傷で戦線離脱となる中、彼に次いでランキングの高い世界118位のデニス・ノバクはジョコビッチに3-6、2-6で敗戦。ほかの2試合は3セットにもつれ込んだが、いずれも第1セットをタイブレークの末に落としたことが響いた。

相手に一度もブレークポイントを与えることなく快勝したジョコビッチは、これでデビスカップでのシングルス通算勝利数を35に伸ばした。「セルビアのために戦うことができて最高の気分だ。今年は長いシーズンだったけど、国を代表してプレーすることはいつだって特別なモチベーションを与えてくれる」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」でのフェリシアーノ・ロペス

(Photo by Oscar J. Barroso/Europa Press via Getty Images)