トップリーグ再昇格を目指すホンダヒートに、南アフリカのライジングスターが加わることとなった。スーパーラグビーのブルズに所属し、4月8日に東京でおこなわれたサンウルブズ戦にも先発出場した大型LOのRG・スナイマン(22歳)がホンダと契約を結…

 トップリーグ再昇格を目指すホンダヒートに、南アフリカのライジングスターが加わることとなった。スーパーラグビーのブルズに所属し、4月8日に東京でおこなわれたサンウルブズ戦にも先発出場した大型LOのRG・スナイマン(22歳)がホンダと契約を結んだと、南アメディアの『sport24』などが報じた。

 身長206センチ、体重117キロのスナイマンは昨年の南ア最優秀新人賞にノミネートされた新鋭で、今年6月のテストマッチでスプリングボックス(南ア代表)デビューが有力視されているひとり。高校、U20レベルからグリーン&ゴールドジャージーの重みを知り、昨年11月にはスプリングボックスXVとしてバーバリアンズ戦に出場した。

 ホンダにはブルズOBのデオン・ステフマンがいるため、スナイマンにとっては心強く、今年度より新設されるトップチャレンジリーグでの奮闘が期待される。

 日本やヨーロッパへ選手の流出が相次いでいることを問題視している南ア協会は、今年7月から南ア代表選出に関するポリシーを改め、海外を拠点とする選手で選考対象となるのは30キャップ以上を持つ者、としているが、『sport24』によれば、スナイマンは日本シーズン終了後は帰国し再びブルズの一員として来年のスーパーラグビーに参戦予定のため、スプリングボックス入りへは問題なさそうだ。

 日本チームに加わるブルズのメンバーは他にもおり、サンウルブズ戦の終盤に逆転PGを外したSOフランソワ・ブランマー(27歳)は、トップリーグチームの豊田自動織機シャトルズと契約を結んだと、『sport24』は報じている。昨年南アA代表に選ばれたブランマーも、日本シーズン後はブルズに戻って2018スーパーラグビーに参戦することは可能と見られている。