実力と人気を兼ね備え、今後の活躍に注目が集まるソフトテニス学生プロ、上岡俊介選手インタビュー企画。第2弾となる今回は、上岡選手の「心」に注目。「負けても引きずらない」「時間が解決してくれると思っている」と、自身のことを「前向きでポジティブ…

 実力と人気を兼ね備え、今後の活躍に注目が集まるソフトテニス学生プロ、上岡俊介選手インタビュー企画。第2弾となる今回は、上岡選手の「心」に注目。「負けても引きずらない」「時間が解決してくれると思っている」と、自身のことを「前向きでポジティブな性格」と語る上岡選手のメンタルコントロール術をご紹介します。

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史上初、ソフトテニス界に学生プロ誕生! 上岡俊介21歳の素顔 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/shunsukeueoka-professional-tennis-player-01/

勝ちたいとリラックスの間で気持ちをキープする

 

Q:気持ちを切り替えたい、リラックスしたい時はどのように過ごしますか?

上岡:他の選手やスタッフとコミュニケーションを取ることもありますが、自分ひとりの時間も大切にしていて、その時は好きな音楽を聴いています。どちらかと言うとポジティブ思考なので、負けた時もあまり落ち込まない、引きずらない、次の試合に向けてすぐに気持ちを切り替えるようにしています。もっとも意識しているのは、勝ちたいと思いすぎないことです。勝ちたいという気持ちが強すぎると力んでミスにも繋がるので、「勝ちたい」と「リラックス」の間の状態で気持ちをキープするようにしています。少し楽観的かもしれませんが、年中試合があるのでその試合だけに集中しすぎない。1試合ぐらい負けても、1年全体を通して良い成績がおさめられたらいいんだから…という気持ちを保つように意識しています。

Q:メンタルコントロール術は、どのように身に付けたのですか?

上岡:ジュニア時代の練習が本当にきつくて、それに耐えて耐えて…という経験からだと思います。どんなに厳しい状況に置かれても乗り越えられる、時間が解決してくれるとも考えられるようになりました。だから、いまも練習ではとにかく自分を追い込む、私生活でも自分に厳しい条件をつけることで、試合のプレッシャー、キツさにも耐えられるようになりました。これだけ練習してきたので大丈夫!と思うようにしています。

 

大切なのは、期間・時間、目標を定めておくこと

Q:練習や私生活で厳しく追い込むということですが、息抜きどのようにしていますか?

上岡:息抜きというよりは、どんなことも期間や時間を決めておくことが大切です。例えば、「この時期はこれぐらい練習をする」と目標を設定します。でないと、体がもちません。プロになって、今まで以上に自分自身で管理し、コントロールしなければなりませんが、どういう練習をしたらよいか、調子が悪くなった時にどう立ち直るかということは、今までたくさん指導を受けてきた中で把握ができています。その経験を活かして練習しています。コロナ禍、試合数が減っているのでメンタル面での不安は少しありますが、この日、この試合だけに集中するのではなく、先を見ながら、年間通して勝率が良くなるようにという気持ちで挑みます。

若い世代が夢を持てる環境を作っていきたい

 

 

Q:ジュニア世代の育成やソフトテニス普及・発展活動として、「俊介チャレンジ(仮)」の開催も発表されていますね。

上岡:はい。まだ具体的なことはまだ決まっていませんが、ソフトテニスの楽しさを伝えていきたいと思います。私は指導者と練習環境に恵まれ、早くに魅力や楽しさに気付き、今まで続けてられています。多くの方にソフトテニスの楽しさや魅力を伝え、夢を与えられる存在になることで、競技の普及や発展に貢献していきたいと思っています。

 実力、人気ともに日本トップクラス上岡俊介選手のプロ宣言。そして、ミズノとの長期契約というニュースは、ジュニア世代に夢と希望を与えるものとなったのは間違いありません。新たな一歩を踏み出した上岡選手のさらなる活躍が楽しみです。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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上岡 俊介(うえおか・しゅんすけ / Syunsuke Ueoka)

1999年12月24日生まれ21歳。和歌山県出身。身長180cm・体重70kg。
現在、同志社大学 スポーツ健康学部(4年生) 在籍
経歴:和歌山L.C.C(小1)~上宮中学校(大阪)~上宮高校(大阪)

公式HP:https://syunsuke.tennis
公式Instagram
公式YouTube


<戦歴(一部抜粋)>
 ・西日本学生選手権2年連続優勝
 ・国体(少年の部、成年の部ともに最年少優勝)
 ・第14回ジュニアジャパンカップ2019(アンダー21)ダブルス優勝
 ・第1回アジアジュニア選手権大会2019優勝(21歳以下では世界一)
 ・第1回アジア大学ソフトテニス選手権大会 国別対抗準優勝
 ・MIZUNO OPEN 2020準優勝、2021優勝(日本一)
 ・第6回全日本男子選抜2021優勝(日本一)
 ・世界ジュニア選手権優勝
※日本一20回以上(個人/団体)