JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 25日に開幕する女子ゴルフの国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎カントリークラブ、6543ヤード、パー72)は23日、練習ラウンドが行われた。賞金女王を争う賞…

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

 25日に開幕する女子ゴルフの国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎カントリークラブ、6543ヤード、パー72)は23日、練習ラウンドが行われた。賞金女王を争う賞金ランク1位・稲見萌寧と同2位・古江彩佳が意気込みを明かした。

 2020年との統合で行われた長いシーズンがついに決着を迎える。最終戦を迎える心境について「長かったなぁ~って感じです。やっとオフが始まる(笑)」と正直に明かしたのは稲見。懸念される腰の状態についても「あまり良くないです。ずっと痛みはありますね」と隠さずに明かした。

 9ホール回っての感想については「難しいです。やっぱりグリーン周りとか難しいし、セカンドもどこいくかで全然スコア変わってくるので、それがまた難しい」と率直に語りながら「毎日アンダーでは回りたいなとは思っています」と目標も設定した。

 周囲の注目は賞金女王争い。しかし、本人は「あまり考えてないです(笑)」とひと言。「そういうのをあまり考えないので、もちろんなれたらいいですけど、なりたいんだったらそこを考えてる暇はないかなと」と自然体で目の前の勝負に集中するつもりだ。

「あまりこの試合は高望みしてないので、その場その場で頑張って、凌いで凌いで、毎年少しでも成長できたら良いなとは思っています」

 一方で、逆転賞金女王を目指すのは古江。稲見との差はおよそ1696万円だ。逆転へ、2位以上が最低条件。シーズンを振り返って「初めの方は長いかなと思ってたけど、ここまで来ると早かったなと思います。あとはやりきるしかないなと思います」と意気込んだ。

 調子も「悪くない」という古江。昨年のこの大会は3週連続Vがかかる状態だった。去年からの成長について「悪い時でも最近は耐えるゴルフができつつあるのかなと、スコアをまとめることができるようになってきたかなと思います」と明かした。

 賞金女王については「あまり賞金のことは考えてないので、この試合に集中できたら良いなと思います」と冷静。「本当にこの試合を頑張れば、いい結果が付いてきてくれたらのご褒美だと思ってやりたいです」と語るにとどめた。

 ともに「あまり考えない」という言葉で一致した賞金女王争い。初日から同組で回る“直接対決”はまもなく始まる。(THE ANSWER編集部)