■ホウオウアマゾン△シュネルマイスターと同じ3歳のホウオウアマゾンが面白い。今回…

■ホウオウアマゾン

△シュネルマイスターと同じ3歳のホウオウアマゾンが面白い。今回と同じ施行条件で行われた春のアーリントンCで重賞初制覇。このレースではピクシーナイトが重馬場で前半3F34秒7と強気のペースでレースを引っ張る中、2番手で折り合い最後までしっかり伸びて完勝している。類稀なるパワーと底力を有していることから、次走のNHKマイルCでも期待がかかったが、さすがに完成度の違いで9着に敗退。ただし、当時騎乗した武豊騎手が素質の高さを認めている。

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夏は全休し成長を促すと、5カ月半ぶりとなった前走のスワンSでは、逃げ手から直線でも渋太い粘り腰を見せて3着に好走。久々、初の対古馬戦と決してハードルは低くなかったものの、名手が認めたポテンシャルの高さで一線級相手でもやれることを示してみせた。

休養明けを叩かれたことで体調は型通りに良化しており、本番でも騎乗予定の坂井騎手が跨った17日の最終追い切りでは4F53秒7、1F12秒4と軽快な走りを披露。一週前にしっかり負荷をかけられたことで闘魂注入が完了しており、臨戦態勢は十二分に整っていると見ていい。

今秋、アメリカで行われたブリーダーズC諸競走では、ラヴズオンリーユーがフィリー&メアターフを、マルシュロレーヌがディスタフを勝利した矢作厩舎。勢いに乗る名門から、マイル路線の新星誕生を期待したい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長 元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。会心の的中はキセキが制した2017年菊花賞の3連単55万9700円。