藤井快、楢崎智亜、野口啓代、野中生萌ら選出スポーツクライミング・リード競技の2017年日本代表が日本山岳・スポーツクライミング協会より発表された。選考基準にもなっている3月に開催された「スポーツクライミング日本選手権リード競技大会2017 …

藤井快、楢崎智亜、野口啓代、野中生萌ら選出

スポーツクライミング・リード競技の2017年日本代表が日本山岳・スポーツクライミング協会より発表された。
選考基準にもなっている3月に開催された「スポーツクライミング日本選手権リード競技大会2017 」(日本代表選考大会)の結果を受け、優勝した中野 稔、野口啓代の他、楢﨑 智亜、波田 悠貴、大田 理裟など上位入賞した選手が選ばれた。
「スポーツクライミング日本選手権リード競技大会2017」3位の森 秋彩は「2017年12月31日の時点で満16歳以上の選手」という選考基準から対象外となった。

■男子代表選手

是永敬一郎(これなが・けいいちろう)/21歳
波田悠貴(はだ・ゆうき)/19歳
藤井快(ふじい・こころ)/24歳
樋口純裕(ひぐち・まさひろ)/24歳
中野稔(なかの・みのる)/33歳
楢崎智亜(ならさき・ともあ)/20歳
緒方良行(おがた・よしゆき)/19歳
沼尻拓磨(ぬまじり・たくま)/24歳
清水裕登(しみず・ひろと)/21歳
島谷尚季(しまたに・なおき)/20歳
原田海(はらだ・かい)/18歳
武者知希(むしゃ・ともき)/19歳
野村真一郎(のむら・しんいちろう)/20歳

■女子代表選手

小林由佳(こばやし・ゆか)/29歳
野口啓代(のぐち・あきよ)/27歳
大田理裟(おおた・りさ)/24歳
田嶋あいか(たじま・あいか)/18歳
小武芽生(こたけ・めい)/19歳
義村萌(もしむら・もえ)/20歳
野中生萌(のなか・みほう)/19歳
森脇ほのか(もりわき・ほのか)/17歳
戸田萌希(とだ・ほまれ)/17歳

リード日本代表ヘッドコーチ 木村伸介のコメント

このたびの選考では、世界で戦える実績を持った選手たちを選出することができました。日本は世界戦において、決勝進出を狙える選手が、他国に比べて圧倒的に多く存在しています。それ故に、国内選考大会で、代表を勝ち取ることができたすべての代表選手に活躍が期待できます。
昨年オリンピック追加種目となり、スポーツクライミングが注目を集めるようになる中、他国もより強化を図ってくるでしょう。日本代表としての目標は、混戦状態にある国別ランキングのトップ3を確保するとともに、安定的に表彰台を狙えるチームを築き上げることです。
厳しい国内選考を勝ち抜いた選手たちには、代表選手としての自信と誇りを持ち、世界を相手に大いに楽しんで登ってほしいです。今シーズンの勢いを「東京2020」へ繋げていけるよう、チーム一丸となって戦っていきます。

選手強化委員長 小日向徹のコメント

2017年シーズンにおける代表選手のさらなる活躍に期待しています。代表選手に選ばれた誰もが活躍のチャンスを持っています。リード競技でもボルダー競技同様の好成績が出ることを期待しております。
今年3月に開かれた国際スポーツクライミング連盟の総会で「オリンピックフォーマット」が決議されたことによって、強豪各国の選手強化がさらに本格的になり、おそらく日本チームにとっては厳しいシーズンになることと思います。日本だけでなく、各国が2020年に見据えて、複合種目対策としてトップレベルのボルダー選手のリード競技への参加を促していくと思われます。
これまでとは違う展開の中で、日本の総合力が問われてくるのではと想像しています。