日本ハム―ソフトバンク  8回無失点で今季初勝利を挙げたソフトバンク・千賀=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】 福岡ソフトバンクが3対0で北海道日本ハムに完封勝ち。千賀が8回無失点、13奪三振の好投を演じた。 札幌ドームで行われた昨季の1位…

日本ハム―ソフトバンク  8回無失点で今季初勝利を挙げたソフトバンク・千賀=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクが3対0で北海道日本ハムに完封勝ち。千賀が8回無失点、13奪三振の好投を演じた。
 札幌ドームで行われた昨季の1位対2位チームの今季初対決。北海道日本ハムは昨季の新人王右腕・高梨、対する福岡ソフトバンクはWBC右腕の千賀が先発マウンドに上った。初回はともに2三振を奪い、2回はともにピンチを背負いながらも無失点。その展開の中で福岡ソフトバンクが思わぬ形で先制する。

 0対0で迎えた3回表、先頭の上林が3塁打で出塁すると、一度はスクイズ失敗でチャンスを逸したが、その後に柳田が四球を選んで2死満塁とすると、ここで投球動作に入った高梨が「踏み出した左足(のかかと)が地面に引っ掛かってしまった」とマウンド上で躓き、これがボーク判定となって1点を先制。さらに5回表、福岡ソフトバンクはヒットと四球で2死1、2塁として、4番・内川が初球を叩いて左中間フェンス直撃の2点タイムリー2塁打。貴重な追加点を奪った。

 今季初先発となった4月4日の楽天戦では4回7失点と乱調だった千賀は、この日は持ち前の150キロ超のストレートとフォークのコンビネーションが冴え、8回137球を投げて6安打無失点、計13奪三振をマークして今季1勝目を挙げた。

 敗れた北海道日本ハムは、先発の高梨が5回4安打3失点で降板した後、救援陣が無失点で繋いで反撃の機会を待ったが、大谷、中田を故障で欠いた打線がまったく繋がらず、拙攻も響いて2試合連続の完封負け。3年ぶりの6連敗を喫した。