立ったまま硬直した女子選手をレフェリーが止める 女子ボクシングで生まれた衝撃シーンが話題を呼んでいる。13日(日本時間14日)に行われたWBC、IBO女子世界スーパーフェザー級タイトルマッチは挑戦者のアリシア・バウムガードナー(米国)がテリ…

立ったまま硬直した女子選手をレフェリーが止める

 女子ボクシングで生まれた衝撃シーンが話題を呼んでいる。13日(日本時間14日)に行われたWBC、IBO女子世界スーパーフェザー級タイトルマッチは挑戦者のアリシア・バウムガードナー(米国)がテリー・ハーパー(英国)に4回途中TKO勝ち。即座に試合を止めた主審に称賛の声が広がっている。

 衝撃KOだけでなく主審の“神判断”にも注目が集まった。4回に右を食らったハーパー。ボームガーがとどめの一発を着弾させようとしたときだ。ハーパーは強烈な一撃に立ったまま意識が飛んだように硬直してしまった。主審のマーク・ライソン氏が割って入り、試合を止め、TKOで決着させた。

 この判断に着目したのが英ラジオ局「トークスポーツ」。当日の中継でコメンテーターを務めた元WBC世界クルーザー級王者トニー・ベリュー氏の試合後の発言を紹介。「最も評価しないといけないことはマーク・ライソンの仕事ぶりだ」「マーク・ライソンは世界中に信頼される。素晴らしい仕事ぶり。素晴らしい判定だ」と話していたという。

 実際の“神判断”の映像を米スポーツチャンネル「DAZNボクシング」公式ツイッターが公開。「審判、アンビリバボーだ」「ワールドクラスのレフェリー」「完璧な判定」「最上級の判定」「素晴らしい判断」「審判は試合を止めるという素晴らしいことをした」「偉大なストップ」などと主審の判断に注目したコメントが相次いだ。

 常に危険が伴うボクシング。審判の重要性が改めて認識された試合となった。(THE ANSWER編集部)