シーズン最終戦、「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/1…
シーズン最終戦、「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月14日~11月21日/室内ハードコート)の出場権をすでに手にしている前回王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)が、残り2枠をめぐる出場権争いを注視しているという。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。【実際の投稿】メドベージェフとジョコビッチがパリで練習
メドベージェフは現在、「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/11月1日~11月7日/室内ハードコート)に第2シードとして出場しており、こちらでもディフェンディングチャンピオンとしてタイトル防衛が懸かっている。そんな中でも「Nitto ATPファイナルズ」の残り2枠をめぐる熾烈な争いは追っているとして、その理由も含めて語った。
「正直なところ、僕が注目しているのは対戦相手を気にしているからではなくて、選手たちがビッグチャンスをめぐって争っているところが面白いからなんだ。リードしているキャスパー・ルード(ノルウェー)にはかなりの可能性がある。でも、まだ一番大きいパリの大会とストックホルムの大会が残っているから、どうなるかわからないね」
「彼ら全員に大きなポイントを獲得できるチャンスがある。出場権争いの上位勢が1回戦で敗退し、下位の選手がパリで優勝して大逆転で出場権を得ることだってあり得るからね。見ていてすごく面白い。ストックホルムで一段とレースが過熱するだろう」
去年のメドベージェフは、「ATP1000 パリ」の決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)相手に逆転勝利を飾り、続く「Nitto ATPファイナルズ」ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ドミニク・ティーム(オーストリア)らを下して全勝優勝。その勢いは今シーズンも衰えることなく、「ATP250 マルセイユ」を制すると、「ATP250 マヨルカ」では苦手としてきたグラスコートで初優勝。「ATP1000 トロント」で4つ目のマスターズ1000大会を制覇し、「全米オープン」でグランドスラム王者という称号を手にした。世界ランキングをシーズン初めの4位から2位まで上げ、ジョコビッチが君臨する1位の座も手の届くところにある。
メドベージェフはシーズン終盤に向けて、「これから3つの大会に出場するけど、そのうちの2つではポイントを獲得することができる。僕にはそれが可能だとわかっているから、すべての大会で優勝したいというのが本心だ。サーフェスによっては難しいかもしれないけど、とにかくそれが僕の目標だよ」と語った。「去年はパリとイギリスのO2アリーナ(Nitto ATPファイナルズ)で優勝した。素晴らしい経験だったけど、その再現は簡単じゃない。素晴らしい選手がたくさんいるからね。ズベレフも絶好調だし、ノバクはいつも手強い選手で、いつだって本命だからね」
トップ2の選手が一緒にコートで練習することは稀だが、メドベージェフとジョコビッチは「ATP1000 パリ」の前にまさにそれをやった。メドベージェフがジョコビッチを破って「全米オープン」でグランドスラム初優勝を果たして以来の再会だった。
「トップ10の選手になって以来、彼と練習したことはなかったから、どんな風になるかわからなかったよ。彼がたくさん練習しているのかどうかもわからなかったし。良いトレーニングになるだろうとは予想してたけど、素晴らしい経験になった。2時間で1セット分プレーして、すごく良かった。その後、15分から20分くらい話をしたんだけど、僕は彼と話すのが大好きなんだ。彼のことは友人だと思っている。ナンバー1とナンバー2が一緒に練習するなんて、めったにないことだよね」とメドベージェフは振り返った。
その練習時、メドベージェフはともにラコステのウェアを着てコートに立つジョコビッチとの写真をTwitterに投稿し、「やっと実現した」とコメントを添えている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2020年「Nitto ATPファイナルズ」でのメドベージェフ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)