TEAM123456789計早 大0001010158明 大0221000005(早)徳山、清水成、ユエン、原、加藤、○…

TEAM
早 大
明 大
(早)徳山、清水成、ユエン、原、加藤、○齋藤正、西垣―岩本
◇(二塁打)今井、岩本(三塁打)丸山(本塁打)今井2号ソロ(4回)、3号ソロ(6回)

 曇り空のもと行われた東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)第5週。早大は無敗で2位に立つ明大と対戦した。今週火曜日、水曜日に行われた法大戦は2戦とも無得点で終えた打線はこの日、大幅に打順を組み替えた。試合は火曜日の法大戦から中3日で先発したエースが明大打線につかまり4回までで5失点を喫する。の2本塁打と適時打で2点差としてで迎えた9回。2死から、今井、、の4者連続適時打で逆転し、劇的な勝利を収めた。

 


蓑尾に適時打を浴びる徳山

 早大の先発はエース徳山。初回は走者を1人背負うものの2つの三振を奪う上々の立ち上がりを見せる。しかし2回、5番・山田陸人(3年)、6番・宗山塁(1年)の連続安打と犠打で1死二、三塁とされ、8番・蓑尾海斗(3年)に2点適時三塁打を浴び先制を許した。続く3回は1死一塁から4番・上田希由翔(2年)に右越えの2ランを浴び、4回にも1点を失った徳山は4回5失点で降板した。マウンド後を受けた救援陣は細かい継投で粘り、強力明大打線に追加点を与えなかった。

 

 一方の打線は、3回まで無安打と明大先発竹田祐(4年)に押さえ込まれる。そんな重苦しい雰囲気を振り払ったのがこの日4番に座った今井。4回、高めに甘く入った変化球を捉え、弾丸ライナーで左越えのソロ本塁打を放つ。6回の第3打席でも真ん中に入った球を強振すると、今度は高い放物線を描きバックスクリーン左に飛び込む2打席連続のソロ本塁打。点差を3点に縮め、勝負の終盤へと向かう。

 


無失点の好投を見せリーグ戦初白星となった齋藤正

 8回の早大の攻撃、先頭のが四球で出塁すると、続く3番中川卓が中前打を放ち、無死一、二塁のチャンスをつくる。打席にはこの日2本塁打の今井。低めのボールに食らいつくと、打球は三遊間を破る適時打となり、点差を2点に縮める。そして迎えた最終回、これ以上の負けは許されない状況だったが、簡単に2死を奪われる。それでも蛭間が四球で出塁すると、福本も安打で続く。2死一、二塁とし、3番中川卓の三遊間を破る適時打で1点差に迫り、なおも一、二塁の好機で迎えるは絶好調の今井。2ボール2ストライクからの5球目、外角のボールを逆らわずにはじき返し、右中間を破る2点適時二塁打で逆転に成功する。さらにこの日無安打だった丸山、岩本も連続適時打で続きこの回一挙5点を挙げ試合をひっくり返した。そして、最終回には水曜日の法大戦から中2日での登板となったがマウンドへ。2人の走者を許すが無失点で抑え、4点差をひっくり返す大逆転勝利を収めた。

 


逆転となる適時二塁打を放つ今井

 打順の組み替えが功を奏した。4番の今井はもちろん、3番中川卓も2安打を放ち、2番の福本は3度の出塁で好機を演出した。法大戦で欠けていた打線のつながりが最終回に遂に生まれ、逆転劇につながった。また5回以降、明大打線を2安打に抑えた投手陣の頑張りも今日の勝利に直結。リーグ戦初登板から3試合連続無失点としたが初の勝利投手となった。明日の2回戦ではこの日の最終回に登板した西垣の先発が予想される。「優勝するためにはと考えると、それは『奇跡』」とが語ったその『奇跡』に向け、早大ナインは残り3試合を戦い抜く。

(記事 山本泰新、写真 高橋優輔)

 


勝利を収め喜ぶ西垣(左)と今井

 

                 黄字は打点付き

早大打者成績
打順守備名前
1(右)蛭間拓哉410.267一ゴ 投直 中安 二ゴ 四球
2(左)福本翔310.435四球 中飛 遊ゴ  四球右安
3(三)中川卓也521.360右飛  中飛 空三 中安左安
4(一)今井脩斗545.636空三  左本 中本 左安右2
5(二)丸山壮史411.207 四球 左飛 三邪 空三中3
6(捕)岩本久重511.226 空三 空三 二ゴ 遊飛左2
7(遊)熊田任洋510.160 左飛  遊ゴ 遊安空三二ゴ
8(中)鈴木萌斗400.161 空三  空三 右飛 空三
9(投)徳山壮磨100.333  遊失      
 吉納翼000    四球    
 清水大成000         
 ユエン賢000         
 原功征000      投犠  
 加藤孝太郎000         
 齋藤正貴000         
 小野元気100.000        二飛
 西垣雅矢 000.300         
早大投手成績
名前
徳山壮磨41141004553.70
清水大成 2001001000.00
ユエン賢2001/3020000.00
原功征3001 2/3102000.00
加藤孝太郎3001/3011005.40
齋藤正貴3102/3000000.00
西垣雅矢 4111112001.04
東京六大学秋季リーグ戦星取表
順位 立 大慶 大早 大明 大東 大法 大勝ち点勝率
立 大●5-8○4-0
○5-2
 ○15-6
●4-7
○8-3
○4-1
.714
慶 大○8-5 △4-4
△2-2 
○15-1
○4-1
 1.00
早 大●0-4
●2-5
 ○8-5○23-1
○19-0
△0-0
△0-0
.600
明 大 △4-4
△2-2
●5-8○9-0
○22-0
 .667
東 大●6-15
○7-4
●1-15
●1-4
●1-23
●0-19
●0-9
●0-22
 .125
法 大●3-8
●1-4
  △0-0
△0-0
 .000

コメント

小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)

――9回2死からの大逆転劇でした

 我々としたらとにかくもう後がないという状況だったので、とにかく次につなぐということでそれぞれがいいかたちでつなぐことができたということです。観ている方々も非常に喜んでくれる、そういう試合になったと思いますので良かったと思います。

――先発の徳山投手は4回10安打5失点と打ち込まれました

 これは想定外ですね。もう少しピリッとしてくれると思っていましたけれども、やることすべて裏目にという投球内容だったので、できればもう1、2イニング投げてもらいたかったんですが、やむをえずということですね。

―変則日程で中3日となった影響は―

 もちろんそれはあると思います。ただそれは事前にこういうタイトなスケジュールになるということが分かっていて対策も練って臨んでいるので、そこは言い訳にできないですね。

――細かい継投でつなぎ、中継ぎ陣は全員が無失点でした

 素晴らしかったですね。もちろん抑えてくれるだろうという期待はしていましたけれども、厳しい展開の中で本当によくしのいでくれたと思います。

――2試合完封された法大戦から打順を大きく組み替えて、3年春から常に4番だった岩本選手を6番に置きました

 ベンチから見ていてバットが思うように出てこないという状況だったので、もちろん4番が打てばということなので色々なものを背負いこんでいたと思います。さらに言えばドラフトで指名漏れということで、気丈には振舞っていましたけれども、若者なので。肩の荷を下ろすということも含めて、今井が非常にいい状態だったものですから、入れ替えるというかたちにしました。

――打線はその今井選手がの大活躍でした

 もちろん打てる選手であるということでそれなりの期待をしている選手ですから、あれぐらいのことはやってのけるだろうというのは想定内のことです。

――9回には今井選手に続いて、丸山選手、岩本選手にもタイムリーが出ました

 大きいですね、この2人が打ってくれたというのはね。その前の打席のチャンスで結果が出ていなかったので。春のふがいない成績から、とにかくチームの中心としてやらなきゃいけないという思いを持って苦しい夏の練習を乗り越えてきたので、彼らに託すということで(8回の無死一、二塁の場面は)強攻策に出たんですけども、裏目になって。そこからもう1打席巡ってくるなんていうのもなかなか普通じゃ考えられないことなので、そこで結果を出せたということは大きいですね。

――試合後のインタビューで「奇跡を起こして逆転優勝」とおっしゃっていました

 残りのスケジュール、各チームのスケジュールを鑑みて星勘定しながら、優勝するにはと考えると「奇跡」な訳ですから。なので奇跡の逆転優勝のためには残り全部勝たなくてはいけないという状況なので、そこを目指して頑張りましょうということです。

――明日に向けて一言お願いします

 西垣が最後投げたんですけれども、予定していた球数の倍近く投げてしまっているので。これが明日どう影響出るかなということです。ただブルペンでつないでしのいで、ということができればと思いますし、今日は齋藤が初勝利ということですが、投げた投手がそれぞれ仕事をしたので、自信を持って臨めると思います。なんとか今日のような戦い方をしたいなと思います。