「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/10月7日~10月17日/ハードコート)出場で…

「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/10月7日~10月17日/ハードコート)出場でまたしても記録を更新した40歳のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)が、大会前にATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトのインタビューに応じている。【関連記事】フェリシアーノ・ロペス40歳「今ものすごく楽しんでいる」

プロ25年目、元世界ランキング12位で現在は108位につけるロペスは、これまでにも数々の記録を樹立してきたが、18回目の「ATP1000 インディアンウェルズ」参戦によって、マスターズ1000大会出場を139回に伸ばし、それまで同数(138回)だったロジャー・フェデラー(スイス)を抜いて単独トップに立った。ロペスは大会に先立ち、今の心境をATPに語った。

Q.今回の「ATP1000 インディアンウェルズ」参戦で、マスターズ1000大会に最も多く出場した選手になります。

本当に?全然知らなかった。たくさんの大会に出ている自覚はあったけど、ここインディアンスウェルズで記録を更新するなんて思っていなかったよ。

Q.同じ1981年生まれのロジャー・フェデラーを押さえて単独トップに立つことになります。

40歳でプレーしているなんて、僕たちは絶対に普通じゃないよ。残念ながらロジャーは膝を痛めているけど、僕は幸運にも深刻な事態に見舞われることなく、競技を続けることができている。今でもここにいることができるのだから、とても満足しているし、幸せだ。

Q.このままいけばすべての最多記録を更新するなんてことも…。

(笑)いやいや、大事なのはプレーを続けて、またマスターズ1000大会に出ることだよ。今回も出られるとは思っていなかったんだ。実際、(「レーバー・カップ」が行われた)ボストンから一度スペインのマドリードに帰っていたからね。

Q.このような記録はあなたにとってどのような意味を持ちますか?

テニスからの小さな贈り物といった感じかな。正直なところ、40歳で「ATP1000 インディアンウェルズ」でプレーするとは思っていなかったよ。だからこそ、ここしばらくはそれを最大限に活かそうとしてきた。努力する価値はあると思っている。だからこそ、ボストンから一度スペインへ帰ったにもかかわらず、家族を残してまた飛行機でアメリカに戻ってきたんだからね。バカバカしいと思う人もいるかもしれないけど、これはマスターズ1000大会であって、僕にとってはトップレベルで戦える大事な機会なんだ。

Q.今回の記録のほかには、ATPツアーで通算500勝を突破し、グランドスラムでの連続出場記録保持者でもありますね。あなたにとってこの中で最も重要な記録は?

500勝かな。テニスで500勝を達成するのはとても稀なことだからね。その達成者リストの中に自分の名前があるのを見ると、誇らしい気持ちになるんだ。グランドスラムでの記録は、僕の一貫性やテニスに対する情熱、体調管理に励み、怪我をしなかったことに対するご褒美だけど、テニスというゲームの観点から見ると、多くの試合に勝ったことの方がずっと価値があると思っている。

Q.続けるためのモチベーションはどこにあるのでしょう?

ある意味で僕は恵まれている。せっかくテニスと人生が与えてくれたチャンスなのだから、それを活かさない手はない。今年をトップ100で終えて、来年はいくつかのグランドスラムに出場できるようにポイントを稼ぎたい。

Q.負けず嫌いであることも重要な要素ではないでしょうか?

単に辞めるのが難しいというのもある。引退した選手と話をすると、引退したら寂しくなるから今のうちに楽しんでおけと言われるんだ。大会に参加する回数が減った今、若い頃ほど勝てなくなってきた。それに今は「ATP1000 マドリード」の大会ディレクターを務めていて、もちろん競技は僕にとって優先事項だけど、20歳や25歳の頃とは違う。でも競技者としての生活が好きで、そういう人生しか知らないから、ある意味で辞められないんだ。

Q.先日の「レーバー・カップ」にはチーム・ヨーロッパの一員として参加しましたね。

偉大なビヨン・ボルグ(スウェーデン)や、僕がプレーを始めた時にはまだ生まれていなかった選手たちと一緒に過ごすことができた。その優勝の余韻に浸っていたら、マスターズ1000大会に出場するためにアメリカに戻らなければならないことが突然わかったんだ。そんな小さな贈り物を大切にすることには大きな意味があると思っている。「ATP1000 インディアンウェルズ」は普通の大会ではないし、あと何回プレーできるかわからないからね。

Q.「ATP1000 インディアンウェルズ」に向けた意気込みを聞かせてください。

うまくいけば少しはポイントを稼げると思っている。そうすればシーズンをトップ100で終えるという目標を達成して、来年も高いレベルでプレーすることができるだろう。今はテニスが与えてくれるチャンスを最大限に活かすことが大切だ。先程も言ったように、チャンスは無駄にできない小さな贈り物だからね。

ロペスは無事に1回戦に出場して記録を更新することができたが、残念ながら世界60位のトミー・ポール(アメリカ)に3-6、6-7(3)のストレート負けを喫している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は、今年5月に500勝を達成した時のフェリシアーノ・ロペス

(Photo by Quality Sport Images/Getty Images)