山田龍聖(やまだ・りゅうせい)
●守備 投手●身長・体重 182cm・80kg
●生年月日 2000年9月7日●所属 JR東日本
●球歴 高岡商高→JR東日本 
●出身地 富山県●投打 左左 


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 今年のドラフト候補の中で急激に評価を挙げている投手がいる。それがJR東日本の山田龍聖ではないだろうか。最速153キロのストレートは空振りが奪え、120キロ前半のスライダー、チェンジアップでカウントも取れて、三振も奪える。特に好調時のストレートは手が出ないと思わせるほどの凄みがある。

 高岡商時代から速球派左腕として注目され、2年夏の甲子園に出場。しかし1回3分の1を投げて、6失点、3四球と持ち味を発揮できずに敗れ去った。

 この悔しさをバネに制球力を改善。3年夏はエースとして甲子園出場に導き、3試合すべて先発を果たした。

 大阪桐蔭との3回戦では、全国トップクラスの強力打線相手に本塁打を許さず、3失点にとどめ、11奪三振の快投を披露し、評価を大きく挙げた。

 さらに、U-18代表に選出され、第9回BFAアジア選手権の予選ラウンドのスリランカ戦に登板。2回を投げ、4奪三振の快投で、2018年を代表する高校生左腕として注目を浴びた。

 プロ志望届を提出せず、山田は社会人野球の名門・JR東日本に入社。2年目まで社会人のレベルの高さを痛感し、ほとんど登板機会はなかったが、3年目から課題としていた変化球の制球力が向上し、オープン戦、JABA大会での登板も増えてきた。さらに体幹トレーニングなど、投手の動作に必要なトレーニングを綿密に行い、さらにトレーニング量も高校時代よりも増えて、大きくパワーアップ。速球も自己最速で153キロをマークし、順調に成長を見せた。

 濱岡武明監督からも「今までは変化球でストライクが取れなかったので、どうしてもストレート一本の投球になってしまったのが、今は変化球でもストライクが取れるようになったので、だいぶ良くなった」と高く評価。

 都市対抗東京二次予選前のオープン戦で連日好投を見せ、9月23日の都市対抗二次予選・初戦・東京ガス戦で先発に抜擢された。

 なんとNPB10球団が視察した注目度が高い二次予選初先発に山田は当然ながら、極度の緊張に襲われた。

 初回に押し出しから1点を与えてしまったが、2回以降はこの1年に磨きをかけてきたスライダー、チェンジアップでカウントを取る投球に転換し、7回を投げ、2失点と立ち直りを見せた。

 それだけではなく、「変化球でストライクが取れることを課題にしてもストレートで空振りを奪うことをも求めてきた」と語るように、この試合の7奪三振のうち5三振がストレートと、持ち味を発揮した。

 続く明治安田生命戦でも5.2回を投げ、4奪三振、3失点の力投を見せ、社会人の一投手として一歩ずつ実績を残している。

 ドラフトが近づき、日増しに評価は高まっている。それでも山田は「チームのために投げたいです」と都市対抗出場を決めるまで、チームのために左腕を振る。