2017シーズン開幕を3日後に控えた28日に西武が毎年の恒例行事である狭山不動尊での必勝祈願を行った。監督、コーチングスタッフ、選手、球団関係者が参拝した。■28日に毎年恒例の必勝祈願、辻新監督は「“必勝”はもちろんですが…」 2017シー…

2017シーズン開幕を3日後に控えた28日に西武が毎年の恒例行事である狭山不動尊での必勝祈願を行った。監督、コーチングスタッフ、選手、球団関係者が参拝した。

■28日に毎年恒例の必勝祈願、辻新監督は「“必勝”はもちろんですが…」

 2017シーズン開幕を3日後に控えた28日に西武が毎年の恒例行事である狭山不動尊での必勝祈願を行った。監督、コーチングスタッフ、選手、球団関係者が参拝した。

 今季から指揮を執る辻発彦新監督は、「“必勝”はもちろんですが、全ての選手が怪我なくシーズンを乗り越えられるようにと、心に思いながら祈祷していただきました。長いシーズン、けが人が『0』ということはないと思いますが、その中でも、チーム全員が戦力だという気持ちで戦いたい」と、意気込みを語る。

 また、浅村栄斗主将は、「(必勝祈願を行うと)『いよいよ』という気持ちになります。もちろん、開幕が全てではないですが、開幕戦は絶対に勝ちたい」。札幌で迎えるオープニングゲームの必勝を誓った。

■選手たちが絵馬に記した意気込み

 恒例の必勝祈願で、毎年、注目を集めるのが、本堂に飾られる監督、コーチ、選手たち直筆の絵馬である。辻監督は「健康」、浅村主将は「日本一」、栗山巧は「勝つ」、菊池雄星は「No.1」と記した。

 その中で、目を引いたのが、牧田和久の「“日本一”“勇往邁進”」だ。同投手はこれまで、「日本一」か「優勝」という、シンプルな一言に思いの全てを託してきた。だが、今回は、「勇往邁進」が加わった。

「高校の時に、『何か良い言葉はないかなぁ』と思って探して、見つけた言葉。それから、常に心の中に思っている言葉です。日本一へ向かって、恐れることなく進んでいきます」

 新シーズン開幕までカウントダウン。一人一人、それぞれが、強い決意を改めて胸に刻み込んだ。

上岡真里江●文 text by Marie Kamioka