現在NBAのコミッショナーを務めているアダム・シルバーを筆頭として、リーグをより面白くするためのアイデアが経営陣の間で交わされている。例えば、レギュラーシーズンを9位、10位で終えたチームがプレーオフ進出のチャンスを与えられるプレーイン・トーナメント、東西のファン投票で1位となった2名が選手を指名していくオールスターのドラフト制など、これまでにはいくつかルール変更が加えられてきた。

 そんな中、大手スポーツメディア”The Athletic“のライターであるシャムズ・シャラニア氏は、シーズン中に選手たちがトーナメントを戦う、通称「ミッドシーズントーナメント」の議論がされているとTwitterに投稿。この案は以前から検討されてきたが、選手側の同意を完全に得られず、実現には至っていない。

 


 優勝チームには1人あたり100万ドル(約1億1千万円)の賞金が支払われるとのことで、契約したばかりのルーキーや安い年棒の選手にとって、これは十分なモチベーションとなるだろう。しかし、すでに大きな契約を結んでいるスター選手にとっては無理をしてまで参加する動機がなく、ケガにつながるリスクもある。そのため、トーナメントを好意的にとらえていない選手もいるのが事実だ。

 賞金のほかにドラフトでのピック権を与えることも検討されているが、ドラフトは前シーズンで下位に沈んだチームを救済するための制度であって、トーナメントを優勝できるようなチームが指名権を得ればさらに格差は大きくなる。仮に与えるとしても、低順位の指名権ならば球団が進んで参加するとは考えにくい。

 まだまだ実現には遠いミッドシーズントーナメントだが、シルバーを含め経営陣の今後の動向に注目が集まる。