夏競馬が終了し、今週から秋競馬がスタート。中山競馬場ではマイル重賞のGIII京成杯オータムハンデキャップ(中山・芝16…
夏競馬が終了し、今週から秋競馬がスタート。中山競馬場ではマイル重賞のGIII京成杯オータムハンデキャップ(中山・芝1600m)が9月12日に行なわれる。
「荒れる夏競馬」の流れを継いでか、比較的波乱の多いレースと言える。2018年を除いて、3連単はすべて万馬券。2015年には、13番人気のフラアンジェリコが大金星を挙げ、2着にも11番人気のエキストラエンドが、3着にも7番人気のヤングマンパワーが突っ込んできて、222万7820円という超高配当が飛び出している。
そういう意味では、今回も荒れると踏んで穴狙いに徹してみるのも悪くない。そこで、過去10年の結果を参考にして、今年のレースで激走しそうな馬をあぶり出してみたい。
同レースはまず、昨今の競馬界を象徴するように牝馬の活躍が目立っている。過去2年、牝馬が連続してワンツーフィニッシュを決めているほどだ。
となれば、今年も牝馬は無視できない。
出走予定馬は、アカノニジュウイチ(牝4歳)、コントラチェック(牝5歳)、スマイルカナ(牝4歳)、スマートリアン(牝4歳)、マルターズディオサ(牝4歳)の5頭。
上がり馬に、重賞実績馬と、魅力的な存在ばかりだ。グレナディアガーズ(牡3歳)、バスラットレオン(牡3歳)という2頭の3歳馬が人気を集めそうな状況を考えれば、馬券的な妙味も大いにある。

上がり馬のアカノニジュウイチ。京成杯オータムHでも上位争いが期待される
過去の傾向と照らし合わせてみても、どの馬も捨てがたいところだが、ここではアカノニジュウイチと、マルターズディオサを推したい。というのも、いずれも鞍上がこのレースを得意としているからだ。
アカノニジュウイチは横山典弘騎手、マルターズディオサは田辺裕信騎手が騎乗。過去10年の京成杯オータムHにおいて、横山典騎手は最多の4勝を挙げている。片や田辺騎手は3勝、2着1回、3着1回と馬券圏内に半分の5度も入っている。
中山の芝マイルは、トリッキーなコースとして知られる。ということは、この舞台を熟知し、得意としている騎手に頼るのも一手だろう。
続いて狙い目となるのは、重賞勝ちがありながら近走不振で人気落ちしている馬だ。
2011年に7番人気で2着となったアプリコットフィズをはじめ、2012年に6番人気で2着に入ったスマイルジャック、2015年に11番人気で2着と好走したエキストラエンド、2016年に6番人気で2着入線を果たしたカフェブリリアント、2017年に11番人気で2着に突っ込んできたガリバルディ、2019年に10番人気で3着と善戦したジャンダルムら、過去にもその例は多い。
これら過去例と同様、直近3走以内で連対実績(2着以内)がない重賞馬を今年の出走馬から挙げると、マイスタイル(牡7歳)、レイエンダ(せん6歳)、ワイドファラオ(牡5歳)の3頭がいる。それぞれ人気薄となることは濃厚だ。
潜在能力からすれば、3頭とも一発の可能性を秘めるが、最も食指が動くのは、マイスタイル。過去10年で馬券圏内に入った30頭の臨戦過程を見てみると、前走がGIII関屋記念(新潟・芝1600m)だった馬が11頭もいて、その条件にハマるのが同馬だからだ。
マイスタイルは一昨年のGIII函館記念(函館・芝2000m)に勝って以来、勝ち星からは遠ざかっているが、前走の関屋記念では10番人気で4着と奮闘。いい時と悪い時との差が激しい馬で、当日の雰囲気やレースの流れ次第では大駆けがあっても不思議ではない。
最後に注目したいのは、昇級初戦の上がり馬だ。過去10年の結果を見ても、2013年のエクセラントカーヴ(3番人気)、2018年のミッキーグローリー(1番人気)、2019年のトロワゼトワル(4番人気)と、勝ち馬が3頭もいる。
今年、その候補となるのは、アカノニジュウイチとカレンシュトラウス(牡4歳)。アカノニジュウイチは先の項目ですでに推奨馬に挙げているため、よりオススメとなる。カレンシュトラウスも現在3連勝中と勢いに乗っており、アッと言わせる走りを見せてもおかしくない。
秋の大舞台にもつながる注目の一戦。ここに挙げた面々が人気馬の間隙を突いて、好配当を演出することを期待したい。