通算12アンダーで単独首位、大会最年少優勝に王手 女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第3ラウンド(R)が11日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。プロ2年目の西郷真央(大東…

通算12アンダーで単独首位、大会最年少優勝に王手

 女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第3ラウンド(R)が11日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。プロ2年目の西郷真央(大東建託)が、6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算12アンダー。課題のアイアンショットが冴えわたり、悲願のツアー初優勝に王手をかけた。勝てば19歳339日での優勝となり、2014年大会で鈴木愛が記録した20歳128日を更新し、大会最年少記録となる。

 今季38試合で2位が3度の西郷が、メジャー大会でビッグチャンスを得た。この日は、別組の稲見萌寧と首位が目まぐるしく変わる展開になったが、「人のプレーはどうすることもできないの」と気にせず、自分のプレーに集中。一方で、同組で44歳の大山志保には、感謝しきりだった。「一緒になったのは2回目ですが、こんな下っ端の私にも優しく接してくださり、楽しくプレーできました」

 最終日はこの3人での最終組を回る。キャリアではかなわないが、西郷は「(勝てなかった試合でも)いろんな経験が力になっています」。勝てば、大会最年少優勝記録を打ち立てるとともに3年シードを手にし、目指してきた米女子ツアー挑戦もしやすくなるが、「結果はどうなるか分からないですし、1打1打に集中していきたいです」。その真剣な表情は、秘めた闘志を感じさせるのに十分だった。(THE ANSWER編集部)