現地9月9日、グランドスラム「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)の11日目。…
現地9月9日、グランドスラム「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)の11日目。女子シングルス準決勝とダブルス準決勝、男子ダブルス準決勝、また男子女子ともに車いすテニスシングルスの準々決勝、ダブルスの準決勝、クアードのシングルス準々決勝、ダブルス準決勝が行われる。【動画】未来候補No.1カルロス・アルカラス
女子シングルスでは世界2位で第2シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が世界73位のレイラ・フェルナンデス(カナダ)と、世界18位で第17シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が世界148位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)とそれぞれ初対戦する。
躍進中の19歳フェルナンデスと第2シードのサバレンカが激突!
フェルナンデスは今大会、3回戦での大坂なおみ(日本/日清食品)を皮切りに、4回戦でアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、準々決勝でエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と、強豪を次々と倒して準決勝へと駒を進めた。
スビトリーナに勝利した後のオンコートインタビューで「メープルシロップのおかげかしら?」とカナディアンジョークを飛ばしたものの、記者会見では「これまで数年頑張ってトレーニングをしてきたことでここまで来られたと思っている」と語っており、「観客の声援も、たとえそれが相選手に送られているものでも、自分のモチベーションに変えることを学んだ。小さいコートでもスタジアムでも気持ちは同じ」と大舞台のプレッシャーは感じていないことをアピールした。また、「次の試合がとても楽しみ。今日は休んで明日はまたゼロから頑張るわ」と笑顔で意気込みを伝えた。
一方サバレンカは、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)との準々決勝後の記者会見で「今日はあまり動けていなかった。チームも私のプレーに満足してない様子で、試合直後に少しだけ練習をしたわ」と振り返り「サービスもあまり良くなかった。リズムを取り戻す必要を感じて少し打ったの」とすでに次戦への準備を始めていることを明かした。
準決勝で対戦するフェルナンデスについて聞かれると「(フェルナンデスは)すごくいいプレーをしているし、よく動けている。彼女は失うものは何もないと思う。とてもいい選手だし、ファイターよ」と話し「初対戦の選手と対戦するときは、コーチとしっかり相談して勝つ方法を考えるの」「左利きのヒッティングパートナーとは沢山練習したことがある」と次戦への自信を見せた。
18歳のラドゥカヌは第17シードのサカーリと対戦
ラドゥカヌは今年、初出場の「ウィンブルドン」でベスト16進出という快挙から引き続き、今大会は予選から出場して現在ベスト4と大躍進中である。予選勝者のベスト4は、1968年のオープン化以降の全米オープンで男女を通じて初の快挙となる。
ラドゥカヌは、「東京オリンピック」金メダリストである第11シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)に勝利した準々決勝後の記者会見で「試合の最初は、彼女の速くて攻撃的なボールに慣れていく必要があった。でも、慣れてきたら落ち着くことができて、無理に打ち返さずに対応できた。そうやって最終的には勝つ術を見出すことができたけれど、レベルの高いベンチッチとの対戦はとても難しかったわ」と落ち着いて試合を振り返った。
一方サカーリは、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦した準々決勝では、自身のサービスゲームで22ポイント連取をし、サービスの好調さを見せつけた。試合後のオンコートインタビューでそのことについて聞かれると「すごいわね!もともと自分のサービスには自信があったけれど、更に自信がついたわ」とコメントしている。
しかしながら、ビアンカ・アンドレスク(カナダ)と対戦した4回戦での記者会見では「サービスは試合を通してよかったけれど、途中自分のグランドストロークに自信がなくなってしまって、もっと勇気をもって打っていくように自分に言い聞かせる必要があった」と自分のショットに自信を無くした瞬間があったことも明かしており、好調のラドゥカヌとの準決勝でどれだけアグレッシブなテニスをできるか興味深い。
【9月9日の注目ドロー】
◆「全米オープン」
女子シングルス準決勝
エマ・ラドゥカヌ(イギリス)対 [17]マリア・サカーリ(ジリシャ)
レイラ・フェルナンデス(カナダ)対 [2]アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)
(テニスデイリー編集部)
※写真はフェルナンデス(左)とラドゥカヌ(右)
(Getty Images)