同僚ナインへの暴力行為を起こした中田翔内野手(32)が日本ハムから巨人に電撃移籍を果たしてから、約2週間が経過した。今…
同僚ナインへの暴力行為を起こした中田翔内野手(32)が日本ハムから巨人に電撃移籍を果たしてから、約2週間が経過した。今だ逆風吹く中、「巨人・中田」として新天地で戦っている中田について、ミスターファイターズこと日本ハムOBの田中幸雄氏がその思いを明かした。背番号「6」の継承者でもあり、特別な思いを持って成長を見続けてきたという中田について、今思うこととは―。

今回の事件に関しては田中氏は開口一番「残念ですね」とぽつり。続けて「正直、6番がいなくなってしまって、中田がいなくなって、ショック、寂しさはあります。残念だなと思います」と慎重に言葉を継いだ。
中田は先月4日に函館で行われたエキシビジョンマッチ前にベンチ裏でチームメート1人に対し暴行。球団から1、2軍の全試合の出場停止処分を科されたが、その後20日に無償トレードで巨人に移籍した。
田中氏にとっても中田は特別な思いを持って、見守ってきた後輩だ。1991年から自身が07年で引退するまでつけてきた「背番号6」を引退する年に入団してきた、中田が翌年から引き継いだ。田中氏は現役生活22年をファイターズ一筋、07年には2000本安打も達成とチームの顔として日本ハムの「背番号6」は認識されてきた。その重みから当初は永久欠番もささやかれたが、球団は新入団の中田に「チームの顔」として成長することをねがって、つけさせた。田中氏も中田の素質、才能をかねてから高く評価、苦しみながらも4番の座を守ってきた姿をかいま見てきたという。
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一方で中田が起こしてしまった同僚への暴力行為については厳しい目を向ける。「彼がやったことは、今の世の中では通用しないこと。昔だったら(許される)ともいわれますが、今はコンプライアンスの問題でそういったこと(暴力行為)は絶対にしてはいけないということもある」とキッパリ。
その上で球団から無期限謹慎処分を科された中田のその後については、少し残念に感じていることもあるという。
「ただ処分を受けて、その処分が明けてから、できれば日本ハムでやってもらいたかったなという気持ちはあります」という。今季の中田はただでさえ、開幕から不振に苦しみ、そういったフラストレーションも今回の事件のきっかけになったという見方もあるが、同氏はあくまで起こした事件を真摯に受け止め、再起を図るには、いばらの道かもしれないが、古巣の日本ハムで取り組んでもらいたかったという。結局、日本ハム側では会見は開かれず、その対応にはファンの間から疑問の声も漏れた。そこには現役時代からファンファーストの姿勢を崩さなかった、田中氏のファンへの優しさもにじみ出ていた。
一方で「巨人・中田」としてすでに道を歩み初めている後輩についてはこんな言葉も投げかける。
「周りで色々言われますけど、それはそれで彼の野球人生ですから。やはり間が空きすぎるよりは、出れるわけなので。結果を残せば・・・」と新天地で結果を残していくことが大事と語る。その上で巨人というチームの厳しさも知るだけにこんな『アドバイス』を送る。
「ただあそこは厳しいところですから、結果が出ないと(見切りも)早いと思うので。まだ32。まだまだできますから。長い野球人生を見据えて、やってほしいなと思いますね」
中田も巨人移籍後は、先月22日のDeNA戦で一発を放つも、その後は打率1割台と低迷。天王山とされた3日からの阪神3連戦の最終日もスタメンを外された。優勝争いがかかるチームにおいては日々の結果がよりシビアに求められている。
日本ハムから巨人へ移籍しても今後も見守っていくという田中氏。「まだまだできる」の言葉を中田もしっかり受け止める必要がありそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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