チェルシーに所属するモロッコ代表MFハキム・ツィエクが代表チームを率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督からの批判的なコメ…

チェルシーに所属するモロッコ代表MFハキム・ツィエクが代表チームを率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督からの批判的なコメントに対して、憤りを見せた。イギリス『ミラー』が伝えている。

ハリルホジッチ監督率いるモロッコ代表は、今回のインターナショナルマッチウィークにカタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ2次予選の2試合を戦っている。

しかし、現スカッドの中心選手であるツィエクは、ケガなどの理由なしに今回の招集メンバーから外れていた。

その理由について元日本代表指揮官は、代表チームにおけるツィエクの「受け入れがたい」態度であることを明かした。

「最近の(今年6月の)2試合、特に直近の試合での彼の行動は、チームのリーダーとして積極的に模範とならなければならない代表プレーヤーの行動ではなかった」

「彼は遅刻してきて、その後、仕事をすることさえ拒否していた。後から議論しても意味がない。監督として私がすべき答えは明白だ」

「私にとって代表チームはすべての上位にあり、誰もそれを人質にすることはできない」

「私のコーチングキャリアの中で、初めて私を失望させる行動を見た。ケガをしているという口実で、親善試合とはいえ試合に出ることを拒否したプレーヤーをね」

「メディカルスタッフは何度も検査を行い、彼はプレーできると言った。その後、彼は後半のウォーミングアップを拒否したが、それは自分がベンチスタートとなったことに失望したからだ。私としては、そのような行動は受け入れられない」

「代表チームにおいて不正は許されない。100%を尽くすか、外れるかだ」

代表指揮官の公の場での批判によってツィエクに対しては、モロッコ国民を中心に批判的な声が多く挙がっている。

そういった中、ツィエクは自身の公式『インスタグラム』を通じて、ピエロの絵文字と共に、「次に話すときは真実を話すべきだ…!!!」と投稿。ハリルホジッチ監督が自身に対する虚偽の発言をしたとして、真実を話すべきだと反論を行った。

現時点でどちらの言い分が正しいかは不明だが、重要なW杯予選を戦っている中での指揮官と主力の衝突はモロッコにとって大きな懸念材料だ