2021世界卓球選手権ヒューストン大会(個人戦)日本代表選手選考合宿<新潟県新発田市/8月30日~9月2日> 大会2日目は予選リーグの残り試合が行なわれ、決勝リーグへ進む女子の8名が出そろった。

グループAは東京五輪リザーブの早田ひな(日本生命)が、5戦してわずか4ゲームしか取られない圧倒的な強さを見せて全勝で予選通過。佐藤瞳(ミキハウス)が4勝1敗で2位となり、決勝リーグに勝ち進んだ。

なお今年の全国中学大会を1年生で制覇した張本美和(木下アカデミー)は、2勝3敗と健闘も4位で予選リーグ敗退となった。

グループBは、今年2月にプロ転向した安藤みなみ(TOP名古屋)が4勝1敗で1位通過。同じ4勝1敗で橋本帆乃香(ミキハウス)が2位での決勝リーグ進出を決めた。

16歳の小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)は3勝2敗の3位と一歩届かず。17歳で今年のインターハイ女王・横井咲桜(四天王寺高校)は2勝3敗で4位だった。

グループCは全日本ジュニアを2連覇中の大藤沙月(四天王寺高校)が4勝1敗と1位で決勝リーグへ。2位には2019年世界ジュニア女王の長﨑美柚(日本生命)が同じく4勝1敗で2位通過した。

なお昨シーズンのTリーグで大活躍した木村香純(専修大学)は3勝2敗で3位。有力候補の1人だった加藤美優(日本ペイントマレッツ)は、心身の不調を訴えて棄権した。

グループDは芝田沙季(ミキハウス)が5戦全勝で1位通過。2021年全日本選手権4強の木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)は4勝1敗と2位で決勝リーグ行きを決めた。

2019年全日本ジュニア女王の出澤杏佳(専修大学)は、2勝3敗と3位で予選リーグ突破はならなかった。

決勝リーグへ勝ち進んだこの8名から、上位2名が世界卓球への切符を手にする。またこの8名は、パリ五輪へ向けて2022年に開催予定の「第1回Road to Paris選考会」への出場権を獲得した。


■決勝リーグ進出者
名前(所属)予選リーグ成績
早田ひな(日本生命)5勝0敗
安藤みなみ(TOP名古屋)4勝1敗
大藤沙月(四天王寺高校)4勝1敗
芝田沙季(ミキハウス)5勝0敗
佐藤 瞳(ミキハウス)4勝1敗
橋本帆乃香(ミキハウス)4勝1敗
長﨑美柚(日本生命)4勝1敗
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)4勝1敗

■女子出場選手
シード順 名前(所属)
1 早田ひな(日本生命)
2 安藤みなみ(TOP名古屋)
3 長﨑美柚(日本生命)
4 芝田沙季(ミキハウス)
5 佐藤 瞳(ミキハウス)
6 大藤沙月(四天王寺高校)
7 橋本帆乃香(ミキハウス)
8 加藤美優(日本ペイントマレッツ)※棄権
9 南波侑里香(日本ペイントマレッツ)
10 森さくら(日本生命)
11 木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)
12 森田彩音(デンソー)
13 木村香純(専修大学)
14 松岡優香(東京富士大学)
15 笹尾明日香(早稲田大学)
16 横井咲桜(四天王寺高校)
17 張本美和(木下アカデミー)
18 香取悠珠子(卓桜会)
19 出澤杏佳(専修大学)
20 小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)
21 菅澤柚花里(四天王寺高校)
22 赤江夏星(香ヶ丘リベルテ高校)
23 原 芽衣(四天王寺高校)
24 面田采巳(四天王寺高校)