ニトリレディス第2日 女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディス第2日が27日、北海道・小樽CC(6775ヤード、パー72)で行われた。2打差の6位で出た35歳の藤田さいき(チェリーゴルフ)は7バーディー、1ボギーの66で回って通算9アンダー。…

ニトリレディス第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディス第2日が27日、北海道・小樽CC(6775ヤード、パー72)で行われた。2打差の6位で出た35歳の藤田さいき(チェリーゴルフ)は7バーディー、1ボギーの66で回って通算9アンダー。ホールアウト時点では暫定単独首位に浮上した。

 藤田が怒涛の7バーディーでトップに立った。光ったのはパー5のマネジメント。6番は残り110ヤードの第3打を5メートルにつけてバーディー。9番は95ヤードから2メートル、10番は115ヤードから2メートル、13番も95ヤードから1メートル半につけて伸ばした。2オンできる飛距離を持つが、あえて刻んで4つのパー5全てバーディーだ。

「昨日も今日も悪くない状態。(パー5のグリーン周りは)入れると難しいバンカーもあるし、刻んで100ヤード前後の好きな距離を残すようにしていた。2オンを狙える距離もあったけど、あえて残しました。スピンでコントロールしやすい距離。昨日より上手くできたと思います」

 これまで大病を患ってきた父・健さんが北海道大学病院に入院していたが、最近になって退院した。藤田は「(今大会を)見られると楽しみにしていたけど、無観客で落ち込んでいます」と苦笑い。それでも、過去にキャディーを務めてもらったことのある父から「(小樽CCは)グリーンが読みにくい。海からの横風にも気をつけなさい」とアドバイスをもらって好スコアに繋げた。

 若手が次々と台頭する中、宮里藍さんと同い年のベテラン。2週前は第2日開始前に腰痛で棄権した。2019年は賞金ランク60位でシード権を喪失したが、今季は8度のトップ10入りで同29位。11年以来となるツアー通算6勝目の期待もかかる。「私には年齢のハンデもある。若い子より体力、精神面もいい状態を保たないといけない。ケアをして、練習もして、美味しいものを食べて頑張りたいと思います」と優勝争いを見据えた。(THE ANSWER編集部)