オープン戦でヤンキースの田中将大投手が快投を続けている。17日(日本時間18日)、タイガースとのオープン戦では4回1/3を投げて無安打無失点、6奪三振。2四球こそ与えたものの、打者15人を33球で抑えた。■5回途中無安打零封6Kで防御率0.…
オープン戦でヤンキースの田中将大投手が快投を続けている。17日(日本時間18日)、タイガースとのオープン戦では4回1/3を投げて無安打無失点、6奪三振。2四球こそ与えたものの、打者15人を33球で抑えた。
■5回途中無安打零封6Kで防御率0.00継続、両監督脱帽「素晴らしい」
オープン戦でヤンキースの田中将大投手が快投を続けている。17日(日本時間18日)、タイガースとのオープン戦では4回1/3を投げて無安打無失点2四球、6奪三振で抑えた。
ここまでオープン戦に4試合に登板し、13回1/3で19奪三振。いまだ失点しておらず、防御率0.00を続けている。この日、ヤンキースはシュリーブ、モンゴメリーとつないで継投でノーヒットノーランを達成しており、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督のみならず、敵将、女房役もその口火を切った田中の投球に脱帽している。MLB公式サイトがレポートしている。
田中はこの日、初回2死から2者連続四球で一、二塁とするが、続くアップトンを空振り三振に仕留めると、2回以降も無失点に封じ、相手打線を寄せ付けなかった。5回に先頭アビラから3球で見逃し三振を奪ったところで降板。その後、ヤンキースは2番手シュリーブがその回を無失点で終えると、3番手モンゴメリーも4回を零封し、無安打無失点で3-0で勝利した。
MLB公式サイトによると、タイガースとのオープン戦でのノーヒットノーランは1983年以来だという。本人は記事の中で、通訳を介して「最高の状態ではないと感じていた。そこを考慮しても、ゼロで抑えることができた。その部分では、満足している」と語っている。
■女房役「ボールのキレが高まってきている」
記事によると、タイガースのブラッド・オースマス監督も「彼は素晴らしかった。あるいは、我々が彼を相手に酷すぎた。彼は今日、素晴らしい状態に見えた。たくさんボールを動かしてきた」と脱帽。
女房役のサンチェスも「彼は初回に球数がかさんだけれど、それ以降は修正した。とても良かったよ。ボールのキレが高まってきている。シンカーは向上しているし、スライダーもそうだ。尻上がりに良くなっていったよ」と称賛しているという。
またジラルディ監督は記事の中で、スプリットのキレを絶賛しており、「彼のボールはスプリングトレーニングでただただ本当に、本当に良かった。みんな話しているけれど、今春、彼は素晴らしい状態にある」と語っている。
昨季、渡米後初めて規定投球回に達し、自己最多14勝、リーグ3位の防御率3.07を記録した右腕。メジャー4年目のオープン戦ではさらなる飛躍を予感させる投球を続けている。