たった1度だけ行われたシーサイドステークスをその前身とするレースで函館競馬場で行われるのは札幌競馬場がスタンド改修工…

 たった1度だけ行われたシーサイドステークスをその前身とするレースで函館競馬場で行われるのは札幌競馬場がスタンド改修工事を行っていた2013年以来となる真夏のダート王決定戦。このあとは、シリウスS、みやこSを経てJBCクラシック、チャンピオンズカップ、東京大賞典へとダート競馬の頂点を目指す戦いがスタートする。

 コーナーを4度回る中距離戦。最後の直線距離は札幌競馬場とほぼ同じだが、スタートから1コーナーまでの距離は長い。そのため逃げ、先行馬が有利にレースを進められるコースとなっている。

 ◎スワーヴアラミスは昨年のマーチS優勝馬。そして、この夏は59kgを背負った大沼S2着、トップハンデを課せられたマリーンS優勝と好調だ。とくに前走のマリーンSは逃げ、先行馬が総崩れとなるようなハイペースを3番手で追走し、ゴール前では驚くべき勝負根性を発揮した。どちらかといえばスローペースで流れる競馬よりもタフな競馬を得意とする馬だが、自分から動いていくこともできる。何よりも56kgで走れるのは魅力だ。

 〇レピアーウィットはマーチS優勝馬。条件馬時代はともかく、オープンに上がってからはワンターンコースよりもコーナーを4度回るコースに適性を示している。超がつくほどの大型馬ながらも先行力があり、どこからでもスパートできる器用さも持ち合わせている。アンタレスSはやむを得ない面があったにせよ、さすがに動くのが早すぎて、集中力が維持できなかった印象。自分の競馬ができれば巻き返しは十分に可能だ。

 ▲ウェスタールンドは昨年のアンタレスS優勝馬。18年のチャンピオンズカップ2着、昨年の東京大賞典3着と大舞台にも強いし、昨年のエルムS2着が示すとおりに小回り競馬にも適性が高い。函館競馬場は条件馬時代に1度経験しており、そのときは1年以上にも及ぶ休養明けだったが、勝利を記録している。前走のプロキオンSは約半年ぶりの競馬で18kg増。おまけにレコード決着では運がなかったとしか言いようがない。タフな馬場は得意としており改めて期待。

 △オメガレインボーはアハルテケS優勝馬で、マリーンS2着馬。オープンに上がってからは末脚を生かすような競馬を続けているが、先行力も兼備している。前走はペースが緩んだところで早めスパートという新境地も見せてくれた。

 気分よく走ることができればダート競馬に矛先を向けてから3連勝を記録した△アメリカンシードのスピードは出色。かしわ記念2着△ソリストサンダーは1戦毎に力をつけている印象で、連覇を狙う△タイムフライヤーも差はなく、この夏好調を続けている△ダンツキャッスルまで押さえておきたい。