元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン)は先日インタビューに答え、「全仏オープン」敗退後、足の怪我のために20日ほどテ…

元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン)は先日インタビューに答え、「全仏オープン」敗退後、足の怪我のために20日ほどテニスから離れていたことを初めて明かした。テニス関連ウェブメディアubitennis他複数メディアが伝えている。【ドロー表】錦織、ナダルら出場!「ATP500 ワシントンDC」【動画】ナダルのハードコートシーズンがスタート!

グランドスラム20勝を誇るナダルは6月以降試合に出ておらず、体を休めるためとして「ウィンブルドン」と「東京オリンピック」に出場しなかったが、この決断を発表した当時は足の怪我については何も触れていなかった。2021年シーズン前半のナダルの戦績は23勝4敗、2大会で優勝している。

「もし選べたなら、“ウィンブルドン”と“オリンピック”を欠場することは絶対なかった。けれどクレーコートシーズンの後、これらの大会に出場することはできなかった。足に問題があって、20日ほどテニスをするのを止めなければいけなかったんだ。20日間ラケットに触らなかった。そして30分の練習から始めて、徐々に時間を伸ばしていった。1からやり直した感じさ」

ツアーからの離脱を「正しいこと」だったと話したナダルは、今週の「ATP500 ワシントンDC」(アメリカ・ワシントンDC/8月2日~8月8日/ハードコート)で復帰する。トップ10選手でこの大会に出場するのはナダルのみで、実は今回が同大会初出場となる。他には、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、アレックス・デミノー(オーストラリア)、錦織圭(日本/日清食品)らが参戦。

「アメリカに戻ってきてプレーできることが嬉しいよ。1年以上ここでプレーできなかったからね。特に、スタジアムいっぱいの観客の前でプレーするのは本当に久しぶりだから」

今大会に優勝すれば89個目のトロフィー獲得となるが、ナダルの目的は優勝よりも自身のコンディションをトップレベルに調整することにある。

「カレンダーを見た時に、ここワシントンに来ることを目標にしたんだ。ワシントンに出場すると、これまでのこの時期より1週間早くツアーに戻ることになるけれど、“ウィンブルドン”を欠場しているから正しい決断だと思う。すっかり復調するのにどのくらいかかるか分からないけれど、僕が言えることは、全ての瞬間にベストを尽くすためにここに来ている、ということだ。数日ここで練習したから、1回戦はちゃんと戦えると思う」

ナダルは昨年新型コロナウイルス感染拡大の影響で出場を見送った「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)までに、最高レベルのパフォーマンスを取り戻すことを願っている。ナダルはこれまで「全米オープン」で4度優勝しており、今年の大会では21度目のグランドスラム優勝を狙うことになる。

「全米オープン」でナダルの最大のライバルとなるのが、先日「東京オリンピック」でメダルを逃した世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)だ。ジョコビッチは今年の年間ゴールデンスラム達成は果たせないが、年間グランドスラムはまだ狙うことができる。この偉業を達成する力がジョコビッチには十分あるとナダルは考えている。

「(グランドスラムで)3回勝てれば、4回勝てるさ。ハードコートは彼の最も得意なサーフェスだ。できないわけがないだろ?」とナダルはコメントした。「他の選手もシーズン最後のスラムに優勝したいだろう。でも、優勝に一番近いのは彼だろうね。素晴らしいことが達成できる。本当に彼ならできると疑いなく信じてるよ」

「ATP500 ワシントンDC」で第1シードのナダルは、2回戦から参戦する。相手は1回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)を下した元世界8位のジャック・ソック(アメリカ)。現地時間本日午後7時以降、日本時間で5日朝8時以降に開始される、スタジアムコートの第3試合だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「ATPカップ」でのナダル                                                                               (Photo by Speed Media/Icon Sportswire via Getty Images)