サヨナラ勝ちし、喜びを爆発させるオランダナイン写真提供=Getty ImagesプールAのオランダ対チャイニーズ・タイペイの試合は、終盤までもつれる白熱した展開となった。先発したチャイニーズ・タイペイの宋家豪(東北楽天)に対し、オランダは2…
写真提供=Getty Images
プールAのオランダ対チャイニーズ・タイペイの試合は、終盤までもつれる白熱した展開となった。
先発したチャイニーズ・タイペイの宋家豪(東北楽天)に対し、オランダは2回裏二死二・三塁から8番のリカルド(ティグレス・デル・チナンデガ)が中前安打を放ち、先制点を奪う。すぐにチャイニーズ・タイペイも反撃に出る。3回表無死二・三塁から、MLB通算53勝のオランダ先発J.ジャージェンズから、相手の暴投と犠牲フライで逆転に成功し、試合をひっくり返す。
試合が動いたのは中盤の4回裏。4番のバレンティン(東京ヤクルト)のライト前ヒットでオランダがチャンスメイクすると、MLBヤンキースでもレギュラーとして活躍する6番・グリゴリアスが左中間に二塁打を放ち2点を奪う。さらに8番・リカルドも相手一塁手グラブの上を抜ける適時打を放ち、この回一気に3点を奪い、オランダが再逆転に成功する。
チャイニーズ・タイペイも5回表に2番・張志豪(中信兄弟)の右中間に運ぶ2ランで追いつくと、無死一・三塁から5番・林益全(富邦ガーディアンズ)のセカンドゴロの間に1点を勝ち越し相手に試合の流れを相手に譲らない。
試合終盤も両チーム一次リーグ突破に向けて負けられない白熱した展開に。
逃げるチャイニーズ・タイペイを追うオランダは、8回二死三塁で再びグリゴリアスが打席に入ると、チャイニーズ・タイペイのリリーフ 江少慶が投じたボールを左前に弾き返し同点とし試合は最終回の攻防へ。
同点で迎えた9回裏、オランダが相手のエラー、死球、中前安打で無死満塁とすると2番のプロファー(レンジャーズ)が押し出し四球を選びサヨナラ勝ち。6対5と勝利したオランダは1次ラウンドプールAで開幕から連勝とし、同じくプールA連勝のイスラエルと東京ドームで開催される2次ラウンド進出を決めた。