現地7月9日に「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月28日~7月1…

現地7月9日に「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月28日~7月11日/グラスコート)11日目が行われ、男子シングルスの決勝カードが決まった。ATP公式サイトなどが報じている。【大会概要】ジョコビッチやバーティも出場!「ウィンブルドン」【関連記事】青山/柴原 初のウィンブルドン決勝進出ならず。第3シードペアにフルセットで競り負ける

準決勝の1試合目は、第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と第14シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)という初のグランドスラム決勝を賭けた者同士の戦いに。今大会ここまで一試合平均15本以上のサービスエースを記録してきたビッグサーバーのベレッティーニが、この試合では最多22本のエースを決め、終始試合を優位に進める。第1・第2セットで合わせて2度だけブレークチャンスを与えたもののサーブは破られることなく、6-3、6-0、6-7(3)、6-4で勝利した。

イタリア人選手として初めて「ウィンブルドン」決勝進出を果たしたベレッティーニは「言葉もないよ。何が起きたかを理解するには数時間必要になるだろう。素晴らしい試合ができた。観客の雰囲気は最高で、家族もチームの全員も会場にいてくれた。こんなことは夢に見たこともなかったよ」

敗れたフルカチュも「マッテオは素晴らしかった。彼のサーブはまるで爆弾みたいに強烈だったよ。僕はほとんどチャンスを得ることができなかった」と白旗をあげている。

準決勝もう一試合では、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)に7-6(3)、7-5、7-5でストレート勝ち。両者合わせて21回あったブレークチャンスのうちブレークにつながったのは4回だけと締まった試合だったが、うち3回をモノにしたジョコビッチの試合巧者ぶりが際立つ結果に。シャポバロフは、第1セットで先にブレークしたものの、サービング・フォー・ザ・セットの第10ゲームをミスショットで落として追いつかれ、さらにタイブレークでは自身のサービスポイントをすべて失ったのが痛かった。

ストレート勝ちながら接戦だったことはジョコビッチも認めており、「スコアは試合の内容を正しく示していないと思う。彼は第1セットでいいサーブをしていたし、第2セットでは僕よりいいプレーをしていたと思うよ」と22歳のシャポバロフを称賛。「ただし重要な局面では僕の方が上手で、彼のミスを誘うことができた」

敗れたシャポバロフは「チャンスがあったと思うから、この負けは本当に堪えるよ。試合の場面によってはノバクよりもいいプレーをしていたんだ。そういう状態なら、誰でも倒せるのに。とにかくガッカリしてる。プレッシャーが凄かったから、精神的に疲れたよ。でも、次回ノバクを倒すために、自分は今何ができるのか、何を向上させなければならないのかは明確になった」と述べている。

ジョコビッチにとっては30回目のグランドスラム決勝進出。これは歴代2位の数字で、1位はロジャー・フェデラー(スイス)の31回だ。

日本勢は、女子ダブルスの第5シード、青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)ペアが第3シードのシェイ・スーウェイ(台湾)/エリース・メルテンス(ベルギー)ペアに4-6、6-1、3-6で敗れてベスト4どまり。

車いすの部では、上地結衣(日本/三井住友銀行)が女子シングルスでは初戦敗退となったものの、第2シードとして臨んだ女子ダブルスでは大谷桃子(日本/かんぽ生命保険)のペアに勝利し、決勝進出を決めている。上地をシングルスで破っていた大谷は、続く準決勝でクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)に敗れた。また、男子シングルスで初戦敗退の国枝慎吾(日本/ユニクロ)は男子ダブルスで第1シードのペアに敗れ、決勝に進むことはできなかった。

ジュニアの磯村志は、男子ダブルスで準決勝進出を果たしている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのベレッティーニ

(Photo by Mike Hewitt/Getty Images)