浦和レッズに異例の制裁が科された。 6月20日に行われたJ1第18節の浦和レッズー湘南ベルマーレの一戦で、エントリー資…
浦和レッズに異例の制裁が科された。
6月20日に行われたJ1第18節の浦和レッズー湘南ベルマーレの一戦で、エントリー資格のなかった選手を出場させていたとして、Jリーグはこの試合での浦和を「0-3」負けの扱いとし、けん責の処分を下したのだ。なお、「個人記録は変更しないものとする」との条件も付帯されている。
Jリーグの発表によると、〈「指定公式検査において陰性判定を得ていること」が求められているところ、浦和レッズは、指定公式検査において陰性判定を得ていない選手を本件試合に出場させた〉ことが理由だ。
一方で、
① 同クラブが自ら今回の事象をJリーグへ報告した
② 同クラブがエントリー資格認定委員会への申請を欠いていたことについて悪意はなく、手続き上のミスであった
③当該選手はU-24日本代表活動において必要とされる新型コロナウイルス感染症に関する検査義務を全うしている
という3つの観点から酌量すべき事情があるとして、「出場した選手」である当該選手への処分は行わず、「出場させた者」にあたる同クラブに対してけん責処分を科したという。
浦和はこの処分の前に、GK鈴木彩艶の出場資格についての発表を行っており、「クラブのミス」としていた。
■15人の出場記録は……
この試合では、湘南を相手にキャスパー・ユンカーが53分までに2得点を奪ってリードしていたものの、終盤に2失点しており、27分の失点と合わせて2-3で敗戦していた。浦和レッズに所属する15人の選手が出場していたが、その個人記録は認められ、キャスパー・ユンカーの2得点も認められるという。
今回の異例措置が起きた要因の一つが、コロナ禍でU-24代表の活動が活発化したことにもある。U-24に招集されていた鈴木は、代表活動で必要とされる新型コロナの検査義務を全うしていた。このU-24代表の活動とJリーグは並行して行われており、こうした煩雑な状況が今回のミスにつながったと考えられる。
大型補強を敢行しながらリカルド・ロドリゲス監督の下で躍進を続けている浦和レッズ。コロナ禍の難しい状況だが、これを糧に前に進むしかない。