4回無失点と好投した菅野写真提供=Getty Images侍ジャパンの菅野智之(巨人)が1日のCPBL選抜チャイニーズ・タイペイ戦(ヤフオクドーム)に先発登板し、4回無失点の好投を披露した。 「立ち上がりだけ気を付けようと思った」と菅野。そ…

4回無失点と好投した菅野

写真提供=Getty Images

侍ジャパンの菅野智之(巨人)が1日のCPBL選抜チャイニーズ・タイペイ戦(ヤフオクドーム)に先発登板し、4回無失点の好投を披露した。
 「立ち上がりだけ気を付けようと思った」と菅野。その初回、1番のチェン・ジェシェンに初球をセンター前に弾き返されたが、焦ることはなかった。続くリン・ジーピンをフルカウントからの外角スライダーで空振り三振に仕留めて初回を15球無失点で切り抜けると、続く2回は11球で三者凡退。3回、4回とヒットを許したが、「(捕手の)小林がうまく引き出してくれた」と最速151キロのストレートにスライダーを効果的に使い、4回58球を投げて4安打3三振無四球で無失点。「欲を言うともうちょっと球数を少なくしたかった」と反省点を挙げながらも、「ランナーを出しながらも0点に抑えられたのが良かった」と納得の表情でマウンドを降りた。
 試合後の小久保裕紀監督は、「菅野はもちろん良かったんですけど、小林が落ち着いていた。捕手のレギュラーを決めない中で、菅野の時は小林かなというのが見えた気がします」とバッテリーを称賛。WBCでは第2戦、3月8日のオーストラリア戦での先発が有力視されているが、そこでも普段のペナントレースと同じ小林誠司(巨人)とのコンビで世界と戦うことになる。
「やってきたことをやるだけ。しっかり腹をくくって、覚悟を決めて戦いたい」と菅野。大谷翔平(日本ハム)が辞退しても、日本にはもう一人、頼もしいエースがいる。