先頭打者ホームランを放った山田写真提供=Getty Images 侍ジャパンの1番・山田哲人(ヤクルト)が初回に先頭打者弾。実戦2連敗中だったチームをひと振りで勢いづかせた。「ここ最近感覚が良くなってきていたので、それが結果に出て良かったで…

先頭打者ホームランを放った山田

写真提供=Getty Images

 侍ジャパンの1番・山田哲人(ヤクルト)が初回に先頭打者弾。実戦2連敗中だったチームをひと振りで勢いづかせた。「ここ最近感覚が良くなってきていたので、それが結果に出て良かったです」
 プレイボール直後の2球目、真ん中外寄りのストレートを思い切りの良く叩き、左中間のホームランテラス席に放り込んだ。
「こういうバッティングを続けられるよう、次からの打席も、全ての試合でも1球1球集中してやっていきたい」と山田。前日までの実戦2試合では10打席で1四球に内野安打1本のみ。小久保監督から「勝つためには山田(の調子)が上がってこないとこのチームは厳しい」とキーマンに挙げられていた男が一発回答。
試合後のヒーローインタビューでは、「残りの試合で自分のコンディションをマックスにして、本番の東京ドームで暴れたい」とファンに誓った。
この山田に感化されたように、同じく本調子でなかった坂本勇人(巨人)も3回の第2打席にライト前ヒットを放ち、実戦10打席目で初ヒット。その他、内川聖一(ソフトバンク)、田中広輔(広島)、大野奨太(日本ハム)にもヒットが生まれ、実戦3試合でヒットがないのは小林誠司(巨人)、嶋基宏(楽天)の捕手陣と発熱を理由に壮行試合2試合を欠場した鈴木誠也(広島)のみ。
ほぼすべての打者が無安打の呪縛から解き放たれ、いよいよ侍打線が本格化しそうだ。