スペインのカタロニア・サーキットで行われているF1プレシーズンテストの第1回目。マクラーレン・ホンダは2日目になってもパワーユニットのトラブルに見舞われ、思うようにテスト走行ができなかった。この日は今季フル参戦デビューと注目が集まっているス…

スペインのカタロニア・サーキットで行われているF1プレシーズンテストの第1回目。マクラーレン・ホンダは2日目になってもパワーユニットのトラブルに見舞われ、思うようにテスト走行ができなかった。

この日は今季フル参戦デビューと注目が集まっているストフェル・バンドーンが担当。朝から順調に走っていたが、29周したところでパワーユニットの電源が落ちるトラブルが発生。これによりホンダは2日連続でパワーユニット本体の交換を強いられることになり、お昼の時間を中心に、彼らは再びガレージ内にこもることになった。

しかし、スタッフの懸命な作業により、昨日ほどのタイムロスはなく、午後のセッション途中で走行を再開。それでも1レース分にも満たない距離しかテストができず、タイムもトップから4.6秒遅れの10番手に終わった。

テストを終えたバンドーンはチームのリリースで「十分な走行時間は取れなかったが、新しいデザインの新車に初めて乗り込む時は、プッシュできる自信を得られるかが重要。今日はマシンに乗ってすぐにいい手応えを感じたし、それはとてもいいことだよ」と、全体満足のいく1日ではなかったもの、今回のマシンについては前向きに捉えている様子だった。

初日にフェルナンド・アロンソが担当した時に起きたトラブルは新デザインのオイルタンクに関する部分の不具合だったが、この日発生したトラブルは別の部分が原因の模様。それについてホンダの長谷川祐介プロジェクトリーダーは「29周を走行したところでパワーユニットの電源が落ちてしまいました。新たな問題が出てしまったことは残念ですが、今夜も全力で作業を続け、明日のフェルナンドのセッションで大きく前進できるよう頑張ります」とコメントしている。

現地時間の3月1日に行われる3日目のセッションでは、再びアロンソが乗車予定。ここまでの遅れを挽回することができるのか、注目が集まっている。

マクラーレン・ホンダMCL32(c) Getty Images

マクラーレン・ホンダMCL32(c) Getty Images

マクラーレン・ホンダMCL32(c) Getty Images

マクラーレン・ホンダMCL32(c) Getty Images

マクラーレン・ホンダMCL32(c) Getty Images

マクラーレン・ホンダMCL32(c) Getty Images