「東京オリンピック」の参加について、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は欠場を明言し、ロジャー・フェデラー(スイス)は「ウ…
「東京オリンピック」の参加について、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は欠場を明言し、ロジャー・フェデラー(スイス)は「ウィンブルドン」の結果次第だと明かした。米スポーツメディア ESPNなど多数のメディアが報じている。【関連記事】ランキングだけじゃない!「東京オリンピック」の複雑な出場条件【大会概要】錦織圭やフェデラーも出場!「ウィンブルドン」
「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月28日~7月11日/グラスコート)の会場で記者会見に応じたセレナは、「私が知る限り、私はオリンピックの参加リストには載っていないはずよ。もし載っているなら、載るべきではないわ」と辞退することを公表。それには多くの理由があると切り出すも、「今は参加したくないの。気持ちが乗らないのよ。また別の機会に。ごめんなさい」と具体的な話は避けた。
39歳のセレナは、2012年の「ロンドンオリンピック」で元世界1位のマリア・シャラポワ(ロシア)を下してシングルスの金メダルに輝いた。ダブルスでは、姉ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)と組んで2000年の「シドニーオリンピック」、2008年の「北京オリンピック」、「ロンドンオリンピック」の3大会で金メダルを手にしている。
数々の偉業を成し遂げてきたオリンピックを欠場することは辛くないのかと聞かれたセレナは、「これまでオリンピックは私にとって素晴らしい大会だったけど、今回はあまり深く考えてこなかったし、これからも考えるつもりはないわ」と言葉少なに答えている。
以前にセレナは、3歳の愛娘オリンピアちゃんを置いて日本に行くつもりはあるかと聞かれ、「私は娘と24時間以上離れて過ごしたことがないの。それが答えになっているでしょ。私たちは大親友だもの」と返している。「東京オリンピック」では選手の家族の同伴は認められていない。オリンピアちゃんに加え、常にそばで支える夫アレクシス・オハニアン氏とも離れることが、辞退の大きな要因と考えられる。
セレナの決断に対して全米テニス協会(USTA)側は、「最終的には大会に参加するかどうかは個人の判断に委ねられている。パンデミックを乗り越えようとしている中、私たちはトップアスリートが東京大会への参加に対して下した個人的な決断を認識し、尊重する」と理解を示している。
一方で、同じく「ウィンブルドン」で記者会見に臨んだフェデラーは「東京オリンピック」の参加は「ウィンブルドン」の結果次第だと話した。
「チームと一緒に、“ウィンブルドン”の後に状況を見直そうと決めたんだ。というのも、ここでの結果が良くても悪くても、この夏全体に大きな影響を及ぼすと思っている。気持ちとしてはもちろんオリンピックに行きたいさ。できるだけ多くの大会に出場したいと思っているよ。でも、今は“ウィンブルドン”を乗り切って、チームとして腰を据えて、そこから先のことを決めようと思っているんだ」
「もっとはっきりとお伝えできたらいいんだけどね。以前はもっと簡単だったことが、今はそれほど簡単じゃないんだ。年齢とともにより慎重に判断しないといけない。すべてをプレーすることはできないんだ。数週間後には答えが出ていると思う」
「東京オリンピック」の選手のエントリーは7月5日が期日となっており、選手たちは「ウィンブルドン」の2週目に入る前には決断を下さなければならない。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2019年「全米オープン」でのフェデラー(左)とセレナ(右)
(Photo by Getty Images)