3月1日、今季の「全日本スーパーフォーミュラ選手権」(SF)で唯一のドライバー未決定シートだった、チームルマン 7号車のドライバーがTOYOTA GAZOO Racingから発表された。マカオF3で2勝の実績をもつフェリックス・ローゼンクヴ…
3月1日、今季の「全日本スーパーフォーミュラ選手権」(SF)で唯一のドライバー未決定シートだった、チームルマン 7号車のドライバーがTOYOTA GAZOO Racingから発表された。マカオF3で2勝の実績をもつフェリックス・ローゼンクヴィストが参戦する。
トヨタ勢11台、ホンダ勢8台の計19台参戦のうち、唯一、2月中に発表がなかったのが、トヨタ勢の一角「SUNOCO TEAM LEMANS」のカーナンバー7。最後の一席の行方に注目が集まるなか、それを射止めたのはスウェーデン出身の25歳、ローゼンクヴィストだった。
ローゼンクヴィストはF3世界一決定戦といわれるマカオGPで2014、15年と連覇を達成した強豪。16年は米国のインディライツに参戦、また16-17シーズンのフォーミュラEにマヒンドラ・レーシングから参戦中で、第2戦マラケシュではポールポジションを獲得している(決勝3位)。
近年はモータースポーツ界における国際的な注目度が増し、存在感も高まりつつあるSFに、マカオ複数回ウイナーの挑戦という、また新たな焦点が今季は増えた。ローゼンクヴィストがどんな戦いを演じるか、楽しみなところである。
SFは3月4~7日、鈴鹿サーキットで実質的な今季オープニングを迎える。鈴鹿ファン感謝デー初日である4日にはシリーズ概要発表会見があり、同2日目の5日には公開テスト&デモレース“第0戦”を実施。そして6~7日が今季第1回の公式合同テストという流れだ。日本一速い男の座をかけた戦いのスタートダッシュを決めるのが誰か、とても重要なキックオフステージとなる。
今季のスーパーフォーミュラ参戦が決まったローゼンクヴィスト。《写真 Formula E:2016-17シーズン》
16-17シーズンのフォーミュラE第2戦、決勝3位となったローゼンクヴィスト(右)。《写真 Formula E:2016-17シーズン》
16-17シーズンのフォーミュラE第2戦、#19 ローゼンクヴィストはポールポジションを獲得している。《写真 Formula E:2016-17シーズン》
昨年のスーパーフォーミュラでのチームルマン 7号車。今年はこのマシンにローゼンクヴィストが乗る。《写真 TOYOTA:2016シーズン》