写真提供=Getty Images 第4回WBCを控えた27日、「侍ジャパン出陣式」が福岡にて開催された。日台両リーグのチアガールにNPB12球団マスコットなど、ありとあらゆる“侍応援団”が一堂に会したのに続き、小久保裕紀監督を筆頭にコーチ…

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 第4回WBCを控えた27日、「侍ジャパン出陣式」が福岡にて開催された。日台両リーグのチアガールにNPB12球団マスコットなど、ありとあらゆる“侍応援団”が一堂に会したのに続き、小久保裕紀監督を筆頭にコーチ陣、そして28人の選手がユニフォーム姿で登壇した。

 まず初めにファンの手書きのメッセージが書き込まれた応援フラッグを贈呈され、「ファンのみなさんの熱い想いが込められたフラッグだと思うのでこれを胸に刻んで戦いたい」(秋山翔吾)、「期待に応えられるように頑張りたい」(山田哲人)と背筋を伸ばすと、ファンからの質問コーナーでは、多くの選手が真摯に答える中、「理想の4番像は?」との質問に「ここで打って欲しいという時に打てるバッター」と答えた筒香嘉智が、「期待していいですか?」の質問に、「ハイ!」と力強く答えた。

 会場には多くのファンも駆け付け、選手たちとともにモチベーションビデオを見て“結束”――。小久保監督は宮崎合宿での成果を語るとともに、「ここにいるメンバーは喜びよりも悔しさ味わっている。私自身もプレミア12で悔しい想いをした。その悔しさを晴らせるのは第4回WBCしかない」と拳を握り、「我々は若い。若さと結束力が武器。チームの輪をもって世界に向けて戦いたい。必ず世界一を獲って、ファンのみなさんにご報告させていただきます!」と宣言した。

 明日28日の壮行試合・台湾プロ野球選抜(ヤフオクドーム)には、則本昂大が先発予定。「どんな形でもいいので相手よりも1点多く取る野球で勝ち切りたい」と小久保監督。3月7日から始まる“世界一奪還”の戦いへ向けて、気持ちを高ぶらせた。