6月27日に丸善インテックアリーナ大阪で開催される「RIZIN.29」。そのメインマッチとなるのが、皇治の提案から集まった4人で行われる「ワンナイトトーナメント」だ。その「ワンナイトトーナメント」について、立ち技打撃格闘技「RISE」の初…

 6月27日に丸善インテックアリーナ大阪で開催される「RIZIN.29」。そのメインマッチとなるのが、皇治の提案から集まった4人で行われる「ワンナイトトーナメント」だ。

その「ワンナイトトーナメント」について、立ち技打撃格闘技「RISE」の初代スーパーフライ級王者・田丸辰が、試合展開やトーナメント王者の行方を予想。

さらには来月に開催予定の、自身が出場する「RISE DEAD OR ALIVE-53kgトーナメント」に向けた近況も報告した。

(c)RISE

・今すぐ読みたい→
「天が二物を与えた」格闘家 キックボクシング 白鳥大珠特集 https://cocokara-next.com/feature_archive/taijushiratori-feature/

各選手の印象、1回戦を勝ち上がるのは・・・


今トーナメントは抽選の結果、まず1回戦として皇治vs梅野源治、白鳥大珠vs髙橋亮のカードが組まれており、それぞれの勝者が決勝戦としてメインマッチで対決することになる。

1回戦、まず最初に登場するのが皇治vs梅野だ。両者の印象について田丸は

「皇治選手は、打たれ強くて、パンチの回転だったり技の回転が速いという印象があります。まとめるのが上手いですよね。
気持ちも強いですし、前に出てパンチやハイキックを投げるのが上手い選手だなと思います。
梅野選手に関しては、そんなに打たれ強い印象はありませんが、蹴りがとても強く、ムエタイのリングでもすごく活躍されていた選手。強い選手だと思います」

とコメント。また試合展開としては

「梅野選手はガンガン蹴っていって自分の距離で戦うスタイルな一方、皇治選手は蹴りを対処しながら前に出てくると思います。そこでどちらが自分の戦いができるかがポイントになってくると思いますね。
トーナメントの盛り上がりや面白さへの願望も込みで、皇治選手が勝つのではないかと自分は考えています」

と、トーナメント「主催者」である皇治の勝利を予想した。

一方、遅れて登場するのが、白鳥vs髙橋だ。両者の印象について田丸は

「白鳥選手は、元々空手やボクシングをやっていましたし、それらの融合を踏まえたパンチの上手さや反応・スピードの速さ。そして手足も長くてリーチもありますし、蹴りもすごくてキレがある。なんでもできる選手だと思います。
強いて弱点を挙げるとするならば、熱くなると攻撃が荒くなってしまう部分ですかね。ただ、ほぼ完璧な選手だと思います。
髙橋選手に関しては、試合は何試合かしか見たことはありませんが、結構なんでもできるし、バランスのいい選手という印象があります」

とコメント。そして試合展開については

「やはり白鳥選手がどれだけ圧倒的に勝つのかというところがポイントになるのかなと思います。髙橋選手も強い選手なので、簡単に倒れることはないと思いますが、倒せなかったとしても白鳥選手がどれだけ圧倒できるかがこの試合の見所だと思いますね」

と、圧倒的強さを見せての白鳥の勝利を予想した。

トーナメントの優勝者予想は・・・

今トーナメントは、決勝進出の場合1日に2試合を消化することになる。自身はアマチュア時代に経験があるというこのワンデートーナメントについて、戦い方のポイントを田丸はどのように見ているのだろうか。

「4選手がワンデートーナメントに対してどういう風に考えているか、また戦略を立てているかは、それぞれだと思います。
何も(ダメージを)もらわずに勝つのか、1Rでパッと決めきるのかというところだと思っていますね。
少なからず何かしらのダメージをもらう可能性は高いので、実力差があったとしてもそこは1回戦から考えながら、戦う必要はあるのではないでしょうか」

1回戦では皇治、白鳥がそれぞれ勝ち上がると予想する田丸。実現すれば、今大会1番の盛り上がりとなることは間違いないだろう。

両者の勝ち上がりを前提に、トーナメント優勝者についてはこう予想する。

「やはり白鳥選手が優勝すると思っています。
ワンデートーナメントなので、お互いダメージだったり、どれだけ(1回戦で)体力を消耗しているかでも変わってくると思いますが・・・。お互いダメージがない前提で考えるなら、テクニックやリーチの長さで白鳥選手が勝つのではないかと予想しています」

「RIZIN」への思い、自身が出場するトーナメントへの意気込みは・・・

その白鳥をはじめ、那須川天心、先日の「RIZIN.28」ではブラックパンサーベイノアなど、普段は自身と同じRISEをホームグラウンドとする選手が「RIZIN」で戦う機会も多い。これについて過去「RIZIN」出場経験のない田丸は自身の思いをこう語る。

「もちろん、『RIZIN』という華やかな舞台で戦ってみたいという思いはあります。
あの舞台に立てる選手というのは本当に一流の選手だけだと思うので、しっかり自分も結果を残してあのリングに立ちたいなという気持ちですね」

そんな田丸、およそ3週間後には自身が出場する試合「RISE DEAD OR ALIVE-53kgトーナメント」が控えている。昨年左拳を痛め、今年手術をおこなった田丸にとって今回が復帰戦。

現在の状況について田丸は

「調子はすごく良いです。仲間と作戦を結構組んでいて、疲労は溜まってきていますが動き自体はかなり良いので、楽しみにしていていただければなと思います」

と順調な調整ぶりをアピール。

先日行われた組み合わせ抽選の結果、田丸の1回戦の相手は政所仁に決定。対戦相手の対策についても

「自分で動画を見たり、チームの皆からもアドバイスをもらいながら進めています」

と、こちらも順調な模様だ。

今回自身が出場するトーナメントは、強者揃いの、いわば「53kg級最強王者決定戦」だ。このトーナメントに優勝すれば、田丸が口にする「RIZIN」への出場も見えてくるだろう。

最後に、トーナメントへの意気込みについてこう語った。

「今回復帰戦でこの大きい舞台、最高のメンバーで53kg級の最強を決めるトーナメントへ出場できることをすごく嬉しく思っています。
自分がこれまで『RISE』の53kg級を作り上げてきた自覚はある。自分が優勝しなくてはいけないと思っていますし、勝たなければいけないと思っているので、楽しみにしてみていただければなと思います」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

・今すぐ読みたい→
ビックマウス・皇治の人間力「自分が偉いのも、調子に乗れるのも、リングの上だけ」
【RIZIN】堀口恭司が朝倉未来の「タップ問題」についてコメント・・・愛犬ロイとの近況も
「もしも自分が戦うなら…」、「ネクスト天心」が那須川天心VS皇治の一戦を振り返る