昨季はセットアッパーやロングリリーフとしてフル回転の活躍を見せた牧田和久。独特なアンダースローと強気な投球が持ち味で、投手陣では唯一となる2大会連続の侍ジャパン入りとなった。

 タフさが牧田の売りだ。登板間隔別の投手成績を見てみると、昨季は連投や中1日などスパンが短いほど好成績を残している。短期決戦で負けられない試合が続くWBCで、これほど頼りになる特性もない。

 さらに牧田はロングリリーフも器用にこなす。昨季、救援で2イニング以上投げた回数はNPB最多の19試合。WBCでは球数制限や登板間隔制限があり、牧田が長いイニングを投げることは考えにくいが、日程の兼ね合いや試合展開次第ではその可能性もゼロではない。

 誰が先発マウンドに立ち、誰が抑えを務めるのか。様々な投手の起用法に注目が集まっているが、タフでマルチな活躍を期待できる牧田の担う役割もまた、大きい。

文:データスタジアム 
グラフィックデザイン:相河俊介