昨季、本塁打と打点のタイトルを手にした筒香嘉智。ここ3年間は走者を置いた場面で3割台中盤の打率をマークしており、打点王に輝く下地は整っていた。WBCの舞台でも上位打線が出塁しておぜん立てができれば、きっと期待に応える結果を出してくれるはずだ。

 筒香の大きな魅力として44本塁打を記録した豪快なバッティングも挙げられるが、実は同時に巧みな打者でもある。高低を「高め」「真ん中」「低め」と3分割した際に、打者が最も多く投げ込まれる高さは「低め」。筒香個人で見ても、同様の傾向にある。低めの打率のNPB平均は.229で最もヒットが出にくいコースだが、筒香は両リーグ通じてトップの.333で全く苦にしていない。

 国際大会では事前情報がさほど多くないため、対戦国からスラッガーと警戒されるほど低めへの投球が増える可能性が考えられる。しかし、それは筒香にとってはむしろ好都合なのかもしれない。

25筒香 嘉智(横浜DeNA)日の丸を背負う選ばれし戦士たち

文:データスタジアム 
グラフィックデザイン:相河俊介