日本代表のMF鎌田大地(フランクフルト)が、15日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選最終節のキルギ…

日本代表のMF鎌田大地(フランクフルト)が、15日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選最終節のキルギス代表戦の前日にオンライ取材に応じた。

5月28日のカタールW杯アジア2次予選のミャンマー代表戦からスタートした今回のシリーズ。日本はミャンマー戦での勝利で最終予選進出を決めていた。

6月にはU-24日本代表戦(3日)、タジキスタン代表戦(7日)、セルビア代表戦(11日)と行われた中、ミャンマー戦から4連勝をおさめてきた。

鎌田はこのシリーズでは縦パスについて強い要求を示してきた。その点について改めて語り、個人の要望ということ以上に、チームコンセプトとして森保一監督が求めていると明かした。

「僕だけの意図というよりも、チームとしてミーティングで、常に取った瞬間は前につけるということを森保さんも言っていて、僕もそうですけど、チームとしてそこをやりたいと常に言っている感じです」

「チームとして目指しているサッカー、そうプレーしたいと言っているので、僕としての意見というより、森保さんや日本代表がどうしたいかという感じだと思います」

その点は現代サッカーでは重要であるとし「縦への意識というのは、現代サッカーでは凄く大事な部分の1つだと思いますし、チームは今回そのことに対してビデオミーティングで説明したり、森保さんも戦術練習している時に常に言っていて、僕がどうというより、森保さんがやって欲しいことの1つなのでチームとして高め合えることの1つだと思います」と語り、高みを目指すべきだとコメントした。

一方で、そのサッカーだけでもダメだと語り「全てが早いサッカーだと選手もしんどいし、ゆっくりする部分と早くする部分は見極めないといけないですけど、前から行っていい奪い方ができるなら、前につけるべきだと思います」と、状況を判断しながらも、ハイプレスで奪えた場合は縦に早くつけるべきだとコメント。「前半にあれだけ引かれている相手に対して、常に真ん中や前には難しいので、時と場合で縦に速いボールを入れるという使い分けは大事ですけど、カウンターできるタイミングで前に当てるというのはやっぱり大事だと思います」と語り、試合中のピッチ上での判断が重要だと語った。

チームが目指しているサッカーだが、セルビア代表戦でも後半は改善。「試合にスピード感が出ると思いますし、後半だと(谷口)彰悟くんが奪ったボールをすぐ僕や(南野)拓実など前につけてくれたので、そのままスピードを落とさずにゴールに迎えるシーンが多かったです。明らかに前半ゆっくりしていた時よりも、後半はチャンスができて、相手もそうされると間延びしていくので、色々な意味でそういったプレーをすることが良いと思いますとコメント。早く縦パスを入れることでチャンスも増えるとした。

縦パスを求める一方で、鎌田には嫌なプレーがあるという。それがマンマークにつかれること。「ぶっちゃけるとそれをされるのが一番嫌です」と語り、「フランクフルトだと1枚トップ下だとそれをされてしまって、ほとんどの攻撃を自分がある程度崩して、他の選手が生きるようなプレーをしているので、それをされるのがぶっちゃけ一番キツいです」と語り、マンマークは嫌だとコメント。「それでボールを触れなくなると、僕は消えちゃうとか思われるので、感覚的にはそれをされると他の選手にどうにかして欲しいなと思います」と語り、苦しいと語った。

また「1枚でつかれると、僕が消える感じに見えると思いますが、僕自身はトップ下をやっていて下がりすぎるのは良くないなと思っていて、ボールを触れないから下がると前に人がいなくなって、危ない存在ではなくなるので、そうなると他の人にある程度託して、自分はワンチャンスをものにするという感覚でいないとダメかなと思います」と語り、「変に下がっても意味ないし、1つのパスでアシストできたりゴールをとったり。そういうつかれ方をされると、うまく周りの人を指示してという感じになると思います」とし、マンマーク気味の時は味方のサポートが欲しいと語った。