日本ハムの6年目・近藤健介が、今キャンプで二塁守備に挑戦中だ。登録上はあくまでも「捕手」だが、過去には三塁や外野での出場歴があり、2015年にはリーグ3位の打率.326をマーク。打撃センスはチーム屈指で“攻撃型二塁”の誕生に注目が集まっている。

今キャンプで何度もノックを打っている白井一幸内野手守備走塁コーチは、「動きは問題ない。彼はもともと能力が高い選手だし、内野手としての適性は以前からあった」と高評価。さらに、「(近藤が二塁手として使えれば)チームとしても選択肢が広がる」と続け、「今年からやっているわけだし、私も根気強く教えて行きたい」とサポートを誓った。

ただし、近藤には弱点がある。「彼はスローイングに難がある。どのポジションでも言えることだが、野球選手にとって“投げる”という動きは、避けては通れない基本動作。どこかで克服しないといけない」と白井コーチ。複雑な動きが求められるポジションでいかにスローイングを安定させるかが今後の課題となる。

「二塁では杉谷(拳士)のレベルが上がり、横尾(俊建)はすべてのポジションをこなせる器用さがある。遊撃でも新人の石井(一成)が入ってきて太田(賢吾)もレベルが高い。そういう意味では競争が激しくなっていて、全体的にもレベルアップしている」(白井コーチ)

昨年は田中賢介、中島卓也の頑張りで日本一を達成したが、二遊間のバックアップ要員は手薄だった。その中で“セカンド近藤”という新たなオプションが誕生すれば、日本一連覇、打倒・ソフトバンク継続の大きな追い風となる。