第3回WBCに臨む野球日本代表・侍ジャパンが23日、宮崎・サンマリン球場での強化合宿をスタート。午前10時、多くの報道陣とファン5440人が駆け付ける中、3月2日に合流予定の青木宣親(アストロズ)を除く27選手が引き締まった表情で汗を流した…

第3回WBCに臨む野球日本代表・侍ジャパンが23日、宮崎・サンマリン球場での強化合宿をスタート。午前10時、多くの報道陣とファン5440人が駆け付ける中、3月2日に合流予定の青木宣親(アストロズ)を除く27選手が引き締まった表情で汗を流した。

「ちょっと予想していたよりも気温が低くて選手は大変だったと思う。本番までにケガ人が出ないこと、風邪、インフルエンザがないようにしたい」と強風と気温13度のコンディションを憂いた小久保裕紀監督だったが、選手たちの動きに関しては「連係プレーにしても、できる選手の集まり。確認程度です。今すぐに実戦に入れる身体だと思う」と強調。キャッチボールの後には入念に投内連係を行い、坂本勇人(巨人)は「みんな高いレベルでやっている選手ばかり。投内連係も初日にしてはミスも少なかった」と手応えを話した。

その後は投手陣、野手陣に分かれて練習。筒香嘉智(DeNA)、中田翔(日本ハム)らがフリー打撃を行う中、隣接する木の花ドームでは、平野佳寿(オリックス)、牧田和久(西武)、秋吉亮(ヤクルト)、石川歩(ロッテ)、武田翔太(ソフトバンク)、岡田俊哉(中日)の6投手がブルペンで投げ込みを実施。WBC仕様に硬めに改修されてマウンドから、嶋基宏(楽天)、大野奨太(日本ハム)、小林誠司(巨人)の捕手陣を相手に心地の良いミット音を響かせた。

「実戦の中で試合勘を高めてもらいたい。選手たちの意気込みはいろんな報道からも伝わっている。目指すところは一つなので分かりやすい。結束してやります」と小久保監督。宮崎での強化合宿は26日まで行われ、25日にはソフトバンクとの練習試合を実施。2大会ぶり3度目の世界一への戦いが、いよいよ始まった。

写真提供=Getty Images