WBCに臨む侍ジャパンの先発の柱として期待される巨人・菅野智之が22日、楽天との練習試合に先発して3回を1安打無失点。今季初実戦登板に納得の投球を見せた。「思い描いた通りに投げられました。最初バタついたんですけど、いいスタートが切れました。…

WBCに臨む侍ジャパンの先発の柱として期待される巨人・菅野智之が22日、楽天との練習試合に先発して3回を1安打無失点。今季初実戦登板に納得の投球を見せた。

「思い描いた通りに投げられました。最初バタついたんですけど、いいスタートが切れました。球数もだいたい40球ぐらいと思っていたんですけど、だいぶ下回って終えられた」

立ち上がり、先頭打者に対しては3ボールとカウントを悪くしたが菅野だったが、ストレート2球でフルカウントに持ち込むと最後はスライダーで内野ゴロ。初回を三者凡退で切り抜けると、2回以降も左打者に対して初球からチェンジアップを投じてタイミングを外してセンターフライ。1死1塁の場面ではワンシームで狙い通りの併殺を奪った。

本人の“デザイン通り”の投球で3回を投げて要した球数は33球。マスクをかぶった小林誠司も「まだまだ上がってくると思いますし、いい調整が出来ていると思います。対応力、コントロールのいいピッチャーなのでそういう部分では心配してないです」と太鼓判を押した。

日本投手陣にとって大きな問題となっているWBC式球についても、「最初に握ってから時間経つので慣れたとかそういうレベルではなく対応出来ていると思います」と頼もしい言葉。イニング間にベンチ前でキャッチボールを行わなかったのもWBCを想定してのもの。巨人のエースから、日本のエースへ。万全の状態で侍ジャパン強化合宿に向かう。