日本ハムが21日、楽天と練習試合を行って11対8で勝利。その中で「1番・左翼」でスタメン出場した西川遥輝が、先頭打者弾を含む2打席連続本塁打をマークする活躍を見せた。初回、相手先発・辛島のチェンジアップを捉えていきなり右翼席へ放り込む先頭打…

日本ハムが21日、楽天と練習試合を行って11対8で勝利。その中で「1番・左翼」でスタメン出場した西川遥輝が、先頭打者弾を含む2打席連続本塁打をマークする活躍を見せた。

初回、相手先発・辛島のチェンジアップを捉えていきなり右翼席へ放り込む先頭打者弾。さらに1-1で迎えた3回にも、相手2番手・菊池から勝ち越しとなるソロを右翼席へ運び、再びファンの喝采を浴びた。無死二塁で迎えた4回の第3打席は二ゴロに倒れたが、ここでもしっかりと引っ張って進塁打をマーク。昨季飛躍を遂げたリードオフマンはこの回限りでベンチへ退いたが、自身の充実ぶりを物語る貫禄の3打席だった。

交代後、調子の良さを問われると、「キャンプ、オープン戦で調整が遅れてしまうと、開幕したときにスタートダッシュに失敗してしまう」とサラリ。さらに「後輩たちが見ているし、情けない姿は見せられない」と語り、若いチームを牽引する姿勢も口にした。

23日からはWBC直前合宿のため、宮西尚生、増井浩俊、大野奨太、中田翔の先輩4人がチームを離れる。「もちろん応援するし、ケガないいい状態で帰ってきてもらいたい。ただ戻って来たときに、(WBC組の)居場所がないくらい若手がアピールしてくれれば」と西川。そのコメントには、リーダーとしての自覚がみなぎっていた。