現地6月3日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/…

現地6月3日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)5日目が行われ、女子シングルスでは第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が負傷により棄権、2回戦で大会から去ることになった。「全仏オープン」公式ウェブサイトなどが報じている。【ドロー表】錦織圭出場!「全仏オープン」男子シングルス【ドロー表】シフィオンテク、セレナら出場!「全仏オープン」女子シングルス

バーティは、世界70位のベルナルダ・ペラ(アメリカ)との1回戦途中に長いメディカルタイムを取って、臀部を治療。今大会前からこの部位を痛めていたそうで、「自分が100%の状態にはないことを隠すつもりはない」と話していた。世界45位マグダ・リネッテ(ポーランド)との2回戦でも状況は改善しなかったようで、1-6で第1セットを取られた後、2-2で迎えた第2セット途中でプレーを中断してコートを去った。試合後、バーティは「今日は(臀部の状態が)悪化して、危険な段階になりつつあったの」と苦渋の決断について説明。6月28日開幕の「ウィンブルドン」には出場したい意向を示している。

2019年の全仏女王バーティが消えた一方、ディフェンディングチャンピオンの第8シード、イガ・シフィオンテク(ポーランド)は世界60位のレベッカ・ピーターソン(スウェーデン)に6-1、6-1の快勝で3回戦進出を決めた。これまでの全仏女王で残っているのは、これでシフィオンテクとセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の2人だけとなっている。

また、第9シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は2017年「全米オープン」覇者の世界59位スローン・スティーブンス(アメリカ)にストレート負け。ダークホースと見られている第24シードのココ・ガウフ(アメリカ)は、世界39位のワン・チャン(中国)を6-3、7-6(1)で下して「全仏オープン」で初の3回戦へと勝ち進んでいる。

男子は、前日に続いて大きな波乱はなし。ビッグ3はそろって3回戦へと駒を進めている。この日が35回目の誕生日だった第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)は、元世界7位のリシャール・ガスケ(フランス)に6-0、7-5、6-2の快勝で、対戦成績を17勝0敗とした。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)も世界92位のパブロ・クエバス(ウルグアイ)を6-3、6-2、6-4のストレートで下し、2時間あまりで試合を終えた。第8シードのロジャー・フェデラー(スイス)は、元世界3位のマリン・チリッチ(クロアチア)に第2セットを2-6で奪われたものの、4セットで勝利している。

シード選手では、第14シードのガエル・モンフィス(フランス)が2回戦敗退。世界105位の22歳、ミカエル・イーメル(スウェーデン)に第1セットをベーグルで奪われると、第2セットを取り返すのが精一杯だった。この試合で62本ものアンフォーストエラーを記録したモンフィスは「勝たなければいけない試合に勝つことができなかった。もっとうまく戦えたはずなのに、もどかしいよ。リラックスしようと思ったのにそれができず、間違った選択ばかりしてしまった」と失望を露にし、応援してくれたファンたちに謝罪している。

また、「全豪オープン」でグランドスラム初出場ながらベスト4と飛躍した第24シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)は、世界132位フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)の前に屈した。さらに、第30シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)は過去2戦2勝だった世界59位のドミニク・コプファーに足をすくわれ、大会4日目に3回戦進出を決めた4人のアメリカの男子選手たちに続くことはできなかった。

世界57位の西岡良仁(日本/ミキハウス)は世界76位の19歳、ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に5-7、3-6、2-6で敗れ、自身初の「全仏オープン」3回戦進出を逃した。これに対し、「全豪オープン」で2回戦敗退だった18歳のカルロス・アルカラス(スペイン)は、第28シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)をストレートで破り、自身初のグランドスラム3回戦行きを手にしている。

その他には、女子ダブルスで日本勢が好調だ。第4シードの青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)ペアは、パウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)/アリョーナ・ボルソバ(スペイン)組にフルセットの末に勝利して2回戦へ。土居美咲(日本/ミキハウス)/ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)ペアと、日比野菜緒(日本/ブラス)/オクサーナ・カラシニコワ(ジョージア)ペアはそろってストレート勝ちを収めた。

一方、第15シードのマクラクラン勉(日本/イカイ)/レイブン・クラーセン(南アフリカ)ペアは第1セットを取りながらも逆転負け。マクラクランにとっては2020年「全豪オープン」からグランドスラム5大会連続での1回戦敗退となってしまった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのバーティ

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)