関東大学春季大会(春季大会)が開幕して1カ月。新体制発足後初の公式大会に臨んだ早大は、1年ぶりの開催となった今大会の初…

 関東大学春季大会(春季大会)が開幕して1カ月。新体制発足後初の公式大会に臨んだ早大は、1年ぶりの開催となった今大会の初戦で昨年度リーグ戦王者の東海大と対決した。しかし結果は26―48と敗北。華々しいスタートとはいかず、勝ち星獲得は持ち越しとなった。その前節から約1カ月の準備期間を経て対するのは昨季リーグ戦3位の日大。早大は今試合で公式戦初勝利を狙う。

 前節の東海大戦、前半は一進一退の攻防が続いた。序盤のチャンスを物にできず、思うように得点に結びつかない。東海大に先制点を奪われた後もセットプレーのミスにより主導権が握れない時間が過ぎていく。しかし前半21分、早大に好機が訪れた。着実にフェーズを重ね、CTB長田智希(スポ4=大阪・東海大仰星)のラストパスを受けたWTB堀尾健太(スポ4=茨城・茗渓学園)がトライ。そのキックをSO吉村紘(スポ3=東福岡)が決めて逆転する。スクラムでも競り勝ち、勢いづいた早大にこのまま試合の流れが来ると思われた。ところが、前半終了間際で東海大にトライを奪われ再び劣勢に。後半が始まると連続で得点され点差を開かれてしまう。連携プレーからトライを決めるなど立て直しを図ろうと追走した早大だが、本来の持ち味を発揮できないまま試合終了。26―48で黒星スタートなった。


トライを挙げたSH河村(社4=大阪・常翔学園)

 次戦の相手は日大。2019年の全国大学選手権準々決勝以来での公式戦対決だ。2年前の対決ではBK陣の活躍により57―14で早大が快勝した。今年度の日大は昨年度の主力が多数残っている。その中でも昨年のリーグ戦でチームのトライ王となったWTB水間夢翔(日大)、1年生から主力として水間と共に活躍してきたFB普久原琉(日大)には注意が必要だ。また、昨年1年生ながら福岡工業大戦で5ゴールを決めたSH前川李蘭(日大)にも警戒したいところ。日大は初戦を19―24で敗北している。課題を修正し、立て直しを図る日大は一筋縄ではいかないだろう。

 


今試合もセットプレーに注目したい

 前節ではセットプレーでのミスや試合の立ち上がりという課題が露呈した一方、春から取り組んできた部分は通用したという収穫があった。さらに長田や小林賢太(スポ4=東福岡)ら上級生だけでなく、プロップ亀山昇太郎(スポ1=茨城・茗渓学園)やNO・8佐藤健次(スポ1=神奈川・桐蔭学園)らルーキーの活躍も今後期待できそうだ。さらに日大戦ではフッカー西野直樹(法3=東京・早大学院)やフランカー藤井将吾(スポ2=大阪・早稲田摂陵)ら公式戦初メンバー入りとなるリザーブ陣にも注目したい。1カ月という長い調整期間を経てどこまで成長しているのか、日大戦で真価が問われる。チームの修正力が勝利へのカギとなるだろう。磨きをかけた早大に期待だ。

 (記事 水島梨花、写真 大滝佐和)

 

早大メンバー
背番号名前学部学年出身校
小林 賢太スポ4東福岡
川﨑 太雅スポ2東福岡
木村 陽季社4東京・早実
村田 陣悟スポ2京都成章
鏡 鈴之介法3東京・早大学院
相良 昌彦社3東京・早実
田中 智幸政経4東京・早大学院
佐藤 健次スポ1神奈川・桐蔭学園
河村 謙尚社4大阪・常翔学園
10吉村 紘スポ3東福岡
11小泉 怜史文構3東京・早実
12岡﨑 颯馬スポ2長崎北陽台
13松下 怜央スポ3神奈川・関東学院六浦
14槇 瑛人スポ3東京・国学院久我山
15河瀬 諒介スポ4大阪・東海大仰星
リザーブ
16横山 太一スポ4東京・国学院久我山
17西野 直樹法3東京・早大学院
18亀山 昇太郎スポ1茨城・茗渓学園
19桑田 陽介スポ4愛知・明和
20植野 智也法3東京・早実
21細矢 聖樹スポ1国学院栃木
22久富 連太郎政経2島根・石翠見智翠館高校
23遠山 拓教4東京・国学院久我山
24池本 大喜文構2東京・早実
25藤井 将吾スポ2大阪・早稲田摂陵
26堀尾 健太スポ4茨城・茗渓学園
※◎はゲームキャプテン、監督は大田尾竜彦監督(平16人卒)
関東大学春季大会Aグループ日程
月日対戦カード会場スコア
5月2日12:00日大vs明大日大G19ー24
5月9日12:00明大vs流経大明大G68ー29
5月9日13:00早大vs東海大早大G26ー48
6月6日13:00明大vs東海大明大G 
6月6日13:00早大vs日大早大G 
6月20日13:00早大vs流経大流経大G 

※日大Gは東京・日本大学稲城グラウンド、明大Gは東京・明治大学八幡山グラウンド、早大Gは早稲田大学上井草グラウンド、茨城・流経大Gは龍ヶ崎グラウンド