「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)の初戦で、世界ランキング141位のユーゴ・ガストン(フランス)を6-1、6-4、6-2のストレートで下した世界53位のリシャール・ガスケ(フランス)。大会前にガスケがツアー生活について語った内容をATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。【ドロー表】「全仏オープン」男子シングルス

ATPのインタビューに対して、世界7位にまで上り詰めたことのある34歳のガスケは以下のように答えている。

Q:テニス以外のアイテムで海外の大会に必ず持っていくものは何ですか?

「トランプだね。僕たちはよくカードゲームをするんだ。特によくやるのが、トランプを使った、フランスではベローテ(ブロット)と呼ばれるゲーム。コーチや他のフランス人選手たちと一緒に一日に2~3時間はやる。僕にとっては大事なことなんだ」

Q:忘れてすごくストレスになったものは何ですか?

「忘れ物はしない方だね。いつも気を付けているから。特にパスポートはね。旅行する時に忘れたら大変なことになる。他にも携帯電話とかそういうものは忘れないようにかなり気を付けているよ」

Q:世界中を飛び回ることを楽しんでいますか?それともプロのテニス選手として避けられないことだと思っていますか?

「場所によるね。“全米オープン”のためにニューヨークにいくのは好きだよ。“ウィンブルドン”のためならロンドンに行くのも楽しみだ。フランスではマルセイユやモンペリエとかの大会に行くのが好きだね。知り合いがたくさんいるからいつも行くのを楽しみにしているんだ」

「行く場所によっては身体的にだんだんきつくなってきた。オーストラリアとか。もちろんオーストラリア自体はすごく好きなんだけど、移動がね。22時間の移動はこれから僕にとってますます辛くなっていくよ」

Q:ある都市に行きたいから、そこで開催される大会への出場を決めることはありますか?

「そういうことはあまりしていないな。ニューヨークとかマイアミ、あとは日本に行くのが好きだけどね。日本に行くのはすごく楽しいんだ。あそこでプレーしたいから大会参加を決めたことならあるよ」

Q:テニス選手として身体のメンテナンスは何よりも重要ですが、長時間の移動ではどのようにケアしていますか?

「今はすごく苦労しているよ。オーストラリアに行く時とかは、(移動後の)回復に5、6日必要だ。20歳の頃は1日か2日、せいぜい3日で大丈夫だったんだけど。でも今は長い移動の後に回復するのが大変なんだ」

Q:時差ボケを解消したり、現地の時間帯に順応するためにどのような工夫をしていますか?

「長時間の移動と同じで、少しずつ大変になってきた。若い頃は簡単だったのにね。長時間のフライトを経験しても、翌日には準備ができていたよ。今はどんどん難しくなっていて、悩みの種だよ。僕にとってはだいぶ堪えるね」

Q:トランプをするそうですが、他にも快適に過ごすために工夫していることがありますか?

「(コロナ渦以前は)レストランに行って食事をしたり、ちょっとした観光をしたりすること。僕はそういうのが好きだけど、もちろん今の状況では難しいね」

Q:休暇で行くお気に入りの場所はどこですか?

「あまり遠くには行かないね。生まれ故郷の南フランスには行くよ。普段からいろいろな場所に行っているから、休みの時は家にいるのが好きなんだ」

Q:フライト中に快適に過ごすためのコツはありますか?

「僕は良い本を持って行くようにしている。飛行機移動は長いから、読書で時間を潰すことは大切だ。飛行機の中では眠れないから、長時間のフライトの時は睡眠薬を飲むこともある。簡単に眠れる選手もいるけど僕はなかなか眠れないんだ」

Q:空港には余裕を持って行く方ですか?それともギリギリ?

「今までフライトを逃したことはないよ。もう長年プレーしてきて、ツアーには20年参加しているけど、乗り遅れたことはないね。いつも早めに着くようにしている」

世界中を飛び回るツアー生活の厳しさが伺えるが、ガスケにとっては長時間のフライトを要さない「全仏オープン」。2回戦では同い年のクレーキング、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)を相手にどこまで戦えるか楽しみだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「楽天ジャパンオープン」でのガスケ

(Photo by Matt Roberts/Getty Images)