錦織圭、世界159位に苦戦も初戦突破「反省点を挙げたらキリがない」全仏オープン…

錦織圭、世界159位に苦戦も初戦突破「反省点を挙げたらキリがない」

全仏オープン初日を迎えた5月30日、男子シングルス1回戦で世界ランキング49位の錦織圭(日清食品)は、同159位のアレッサンドロ・ジャンネッシ(イタリア)と対戦。4時間3分の激闘の末に、6-4、6(4)-7、6-3、4-6、6-4で勝利し、7年連続となる初戦突破を果たした。

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9年連続11度目の全仏オープンとなった錦織は、初戦で同大会初の本戦入りを果たしたジャンネッシと対戦。第1セットを奪い、好スタートを決めた錦織だが、ジャンネッシの高く跳ねるストロークに苦戦し、互いにセットを奪い合って試合はフルセットへもつれた。そのファイナルセットでは、先にブレークを許した錦織だったが、2-4から2度のブレークを含む4ゲームを連取。4時間超の熱戦を制した。

試合後の会見で錦織は、「負けるかもしれないと思った」とタフな試合だったとコメント。「反省点を挙げたらキリがない」としながらも、「最後の3ゲームに関しては、ただ振り切ってプレーした」と自ら勝利を手繰り寄せた。2回戦ではATPマスターズ1000マドリード大会の1回戦で勝利した第23シードのカレン・カチャノフ(ロシア/同25位)と対戦。しっかりリカバリーをして戦いたいとした。

以下、会見での錦織の一問一答である。

Q.ファイナルセット、3-4での場面で相手の状況を考えることができていたのか、自分のことで一杯一杯でしたか?

「今日は久しぶりに1回戦で負けるなという風に感じましたね。特に(ファイナルセットの)2-4の時に思いましたね、今日は負けるかもしれないというのは。あんまり落ち着きは、最後はなかったですね。4セット目が始まる時は、『まだいけるだろう』と思っていましたけど、先にブレークされて自分の取りたいようなポイントも取れず、リターンゲームで彼のサーブが入りだして、チャンスがなくなってきたなと感じていた。それもあり、『負けるかもしれないな』と思いました。最後の3ゲームに関しては、ただ振り切ってプレーしただけなので、それがたまたま入ってくれて、ラッキーがあったかなと。自分が勝ち取った3ゲームではありましたけど、ラッキーがあったかもしれないですね。最後のゲームも風は吹いて、僕もシャンク気味のリターンにはなったので、満足のいくマッチポイントではなかったですが、入れることだけを考えていました。2本マッチポイントがあって、デュースにされて焦る気持ちもありましたし、そこから5-5にいくのは気持ち的には辛いところもあった。とりあえずリターンは入れることだけを考えやっていました」

Q.自分のプレーの技術面、気持ちの面で反省点は? 大会前に感じていた課題の部分はどうでしたか?

「反省点を挙げたらキリがないぐらい今日はありました。あれだけ高い球を打ってくる選手はいないので、それにてこずった場面は多くあったので、どうにか処理できていればと言うところが最後までどうしていいかわからなかった。ボールに速度はないんですけど、それを見逃すと後ろまで跳ねてくるし、なかなかライジングで打つことも難しかったので、そこの判断が今日は(難しかった)。こうしていたら良かったなというのは何個かあるんですけど、試合中にそれができなかったかなと思います。あとは取っていたら5セットいかなかったかなという簡単なポイントを逃していたのもあったので、そこらへんが今日の一番の反省点かなと」

Q.中2日空いてのカチャノフ戦となりますが、どのような修正点、体力面の回復を考えて試合に臨みたいと思っていますか?

「日曜日(に試合)って急だなと思っていたんですけど、結果助かりましたね。結構足にもキテいたし、毎回高いところで打たされるというのが、いつもと違うので腰だったり足にかなりキテいる。一回リカバリーして、だいぶ相手選手のプレーも変わってくるので、カチャノフはハードヒッターですし、どんどん打ってきてくれる選手なので、直近でいい試合もできているので、彼と。いろいろ見い出しながら、いいところを明日また練習したいなと思います」

Q.今日の試合、ブレークポイントが29本あって10本取れましたが、なかなか取り切れなかった場面もありました。どのように感じていますか?

「ブレークポイントと、ブレークポイントをセーブすることもできなかった。簡単なミスがあったのは、もったいなかったなと思います」

Q.試合前半から声が出ていたが、意図的にやっていたものでしょうか?

「毎試合やってますけどね。自分をなるべく奮い立たせるというか、リマインドしなきゃいけないところは口に出して言ったり、心がけてはいます」

Q.いい状態、いいポイントが続かないと言っていましたが、今もそのような状態が続いていますか?

「今日に関しては、そうですね。もうちょっと自信がつけば変わると思うんですけどね。そこは試合に勝つしかないので。例年に比べたら、そこまで勝っていないだろうし、直したい気持ちはめちゃくちゃあるんですけど、なかなか気持ちとプレーが一致しないというか、テニスを復帰してからの辛い時ですね。復帰関係ないけど、たまに元気でもアップダウンはあるので…。やっぱりテニスはめんどくさいですね(笑)」

Q.どこが一番めんどくさいと感じていて、どこがもどかしいと思っているのでしょうか?

「めんどくさいところはいっぱいありますけどね。そもそも一人という、誰とも話せない。人間って誰とも話せないと鬱になるというじゃないですか。それがテニスコートでプラス、ストレスもかかった状態でやるから、まずそこが第一のめんどくさい。思い切ったプレーもしないといけないし、その判断も全部自分にゆだねられるので、その中で自分の気持ちの中で思いきれる自信がないと振り切れない。今日で言えば、高い球をもうちょっと前に入って打ったりすればよかったですけど、毎回やるのは難しかったりする。毎回いろいろ判断しないといけないという点で、正解は自分の中で何となくあるんですけど、それが簡単にできないというか。テニスは体と気持ちを一緒に動かさないといけないので、そこが最近思いますね。テニスは大変だなって」