全米プロゴルフ選手権で史上最年長V達成 男子ゴルフの海外メジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権は23日、キアワアイランドゴルフリゾート・オーシャンコース(7876ヤード、パー72)で最終日が行われ、首位から出た50歳のフィル・ミケルソンが通算…

全米プロゴルフ選手権で史上最年長V達成

 男子ゴルフの海外メジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権は23日、キアワアイランドゴルフリゾート・オーシャンコース(7876ヤード、パー72)で最終日が行われ、首位から出た50歳のフィル・ミケルソンが通算6アンダーでメジャー史上最年長優勝を成し遂げた。5番パー3ではバンカーからの一打がチップインバーディーとなり、観客は大歓声。実際の映像を米メディアが公開すると、米ファンからは「ありえない」「なんてショットだ!!」などと驚きの声があがっている。

 50歳の技術が見る者を興奮させた。スコアを1つ落として迎えた5番パー3。第1打をバンカーに入れてしまったミケルソンは、ピンを狙って柔らかいショットを放った。ボールは手前で跳ねて転がる。観客の歓声が徐々に大きくなる中、見事にチップイン。ミケルソンはクラブで右手を掲げてガッツポーズ。現地実況席も「Oh my gracious!」と興奮気味だ。

 実際の映像を、米スポーツ専門局「CBSスポーツ」公式ツイッターが公開。文面には「フィルがやってくれた」などとつづった。動画は150万回以上再生されており、米ファンからは「ありえない」「ナイス!」「いつまでもプレーし続けて」「凄い」「フィル最高」「レジェンド!」「なんてショットだ!!!」「ただただ素晴らしい! 年齢なんて数字に過ぎない」「フィルおめでとう!! 感激した」などと反響が寄せられている。

 この日5バーディー、6ボギーだったミケルソンは米ツアー45勝目。50歳での優勝は、1968年に48歳で全米プロ選手権を制したジュリアス・ボロス(米国)の最年長メジャーV記録を、53年ぶりに更新する快挙だった。(THE ANSWER編集部)