東京ヤクルト・山田がWBC初戦をトップギアで迎えるために、急ピッチで調整を進めている。この日、韓国のプロ野球チーム・KIAタイガースとの練習試合に1番セカンドで先発出場し、第2打席でセンター右へ犠牲フライを放つなど、自らの実戦感覚を確かめな…

東京ヤクルト・山田がWBC初戦をトップギアで迎えるために、急ピッチで調整を進めている。

この日、韓国のプロ野球チーム・KIAタイガースとの練習試合に1番セカンドで先発出場し、第2打席でセンター右へ犠牲フライを放つなど、自らの実戦感覚を確かめながら調整。試合終了後には、すぐさま室内練習場に移動し、杉村チーフ打撃コーチと自らの打撃フォーム、スイング軌道をティー打撃にて確認。

2014年から続けている様々な種類のティー打撃は、山田自身も「自らの打撃を作り上げるために必要なルーティーン」と語れば、杉村チーフ打撃コーチも、「例えば、歩きながら打つティー打撃練習は、足を上げてタイミングを取るバッターの山田にとって、しっかりと軸足に体重を残させるのに必要な練習。ワンバウンドのティーなら、フォークボールのタイミングに似ていて、間を持って打ちにいく練習などそれぞれに意味がある。それを組み合わせてトータルでバッティングを組み立てる事が重要」とその効果を説明する。

杉村チーフ打撃コーチとともに約15分間集中して打ち込んだ後に、「WBCでの世界一に向けてやるしかない」と意気込んだ山田。二年連続トリプルスリーの偉業を成し遂げた師弟コンビは、いつも通りルーティーンの中で確実にWBC本番、開幕を見据えて準備をおこなっていく。