今年のクレーコートシーズン、世界ランキング4位のドミニク・ティーム(オーストリア)は自身のベストの状態をまだ探していると…

今年のクレーコートシーズン、世界ランキング4位のドミニク・ティーム(オーストリア)は自身のベストの状態をまだ探していると語る。「ATP250 リヨン」にトップシードとして出場したティームは、試合に先駆けインタビューに答えていた。ATP(男子プロテニス協会)の公式ウェブサイトが伝えている。【動画】ティームの見事な片手バックハンド【動画】念願のグランドスラム優勝を果たしたティーム 2020年全米オープン

「まだ自分の調子を取り戻そうとしているところさ。僕がベストの状態だった2019年の“全仏オープン”や2018年ほど良いプレーはできていない。でも、今の方が選手としては成長しているけどね」とティームは語った。「リヨンでは一生懸命練習して、大会に臨むよ。今年はあまり理想的な準備ができていない、それは認める。でもきっと良いプレーができると確信している」

ティームは、リヨンの前に2つのクレー大会に出場している。「ATP1000 マドリード」では準決勝に、「ATP1000 ローマ」では(1回戦免除で)3回戦に進出した。「全仏オープン」では2018年と2019年の過去2回準優勝しているティームは、3月の「ATP500 ドバイ」での初戦敗退の後は、5月のマドリードまで大会に出場していなかった。

「マドリードとローマでは、正しい方向に踏み出していると感じた。マドリードではベスト4だったし、ローマではロレンツォ・ソネゴ(イタリア)に3時間20分戦って、敗れた。マッチポイントを握っていたけど第3セット7-6の僅差で負け、その後彼はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に勝ち、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対しても素晴らしい試合をした。あそこでのプレーの感じは良かったし、このポジティブな方向性をリヨンに持っていって何試合かできればいいな」

苦しい戦いが続くティームだが、自身のテニスに向上の余地があると考えているのは彼にとってプラスに働いているはずだ。

「マドリードとローマでは、自分のショットが何パーセントか欠けていた。ファーストサーブで相手に十分なダメージを与えられなかったし、簡単なフォアハンドでも良い方向やうまい場所に打てていなかった。攻撃から防御への転換もうまくいかなかった。大会で勝ち進むためにはそういう部分を改善する必要があるし、今週のリヨンではそうするつもりだ」

ティームはこれまでに、調子が良い時はクレーコートで大きな脅威となることを示してきた。通算17回の優勝のうち、10回をクレーであげている。ドバイでの敗退の後に約2ヶ月間の休養を取ったティームは、自身の調子をさらに上げたいと意欲を見せる。

「テニスからかなり離れていたけど、またハングリーな状態でツアーに戻って来ようとしたんだ。一旦テニスから離れることが必要だった。ツアーに戻って来られて嬉しいよ」

リヨンでは世界49位のキャメロン・ノリー(イギリス)に思わぬ初戦敗退を喫してしまったティーム。「全仏オープン」(フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレーコート)までに調子を取り戻すことはできるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのティーム

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)