米国・アリゾナでの一次キャンプを終えた昨年のチャンピオン・日本ハムが、二次キャンプ地の沖縄・名護で再始動。この日から2軍キャンプで調整していた中田翔、増井浩俊、宮西尚生の「WBC組」も合流し、栗山英樹監督は「人の眼があると緊張感も出るし、多くのファンが楽しみにしてくれているのはありがたいこと。いいスタートを切れた」と、再始動初日を晴れやかな表情で振り返った。

指揮官はまず、中田の現状について言及。「(中田)翔がいると落ち着くし、据わりがいい。手首のこともいろいろ言われていたが。思ったよりも大丈夫そうだったのでホッとしている」。同じく2軍調整から交流した増井と宮西の状態にも触れながら、「いい形でWBCの選手たちを出してあげたい」と世界一奪回へのバックアップを誓った。
そのWBCの参加を辞退し、右足首に不安を抱える大谷翔平については、「そろそろいろんなことを考え出そうかな…という感じ。これまではまったく見えなかったが、この(第3)クールの中で少し前に進むことができれば」と慎重な姿勢を崩さなかった。

主力が不安を抱える中で、指揮官を喜ばせているのが若手の台頭。「(今日は)ブルペンをずっと見ていたが、1軍当落線上の投手たちが激しく争っている。『なんとかするんだ』という気持ちが伝わってきたし、試合で投げている感じだった」と、興奮気味に振り返った。さらに、「攻撃陣も若手が伸びているが、みんなが伸びているということは、その争いに勝たなくてはいけない。選手たちには『早めに勝負してください』と言ってある。いい戦いをしてくれるでしょう」と、いよいよ始まる実戦を心待ちにしている様子だった。

日本ハムは14日に紅白戦を行い、15日は韓国・三星、16日は韓国・起亜と今後は実戦メインでの調整が続く。今年は追われる立場となるヤングファイターズ。チーム内競争を制し、新たなスター誕生にも期待したい。