【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆今週の血統Tips クロフネは息子と娘で産駒のキャラクタ…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆今週の血統Tips
クロフネは息子と娘で産駒のキャラクターが違います。ザックリいえば、牡馬はダート中距離タイプ。牝馬は芝のスピードタイプ。
これまでにクロフネ牝馬は、スリープレスナイトとカレンチャンがJRA賞最優秀短距離馬のタイトルを獲得し、ホエールキャプチャ、アエロリットが芝のマイルGIを制覇しています。
もちろん例外もいますが、トップクラスのほとんどは芝のスピードタイプに出ています。オークスに断然人気で出走するであろうソダシはクロフネ牝馬。距離延びてどうか、という議論になるのは当然です。
母ブチコはダート1800mがベストでした。その全弟シロニイは芝3000mの阪神大賞典で4着、芝3200mの松籟Sで4着という実績を残したステイヤーで、ソダシと4分の3同血(父が同じで母同士が親子)のユキチャンはダート2100mの関東オークスを制覇しました。スタミナ面には問題ない一族です。
もし仮にスタミナに不安があるならば、2歳夏の新馬戦に芝1800mは選択しないでしょうし、同距離の札幌2歳Sにも向かわなかったでしょう。
重箱の隅をつついて不安点を挙げるとすれば、ここ3戦、速いペースのマイル戦を走っていることでしょう。前走の桜花賞は800m通過45秒2の超ハイペース。ソダシはその3番手を追走しました。
今回のオークスは2400m戦なので、ゆっくり走らなければなりません。鞍上の指示に従ってそれができるかどうか、でしょう。
◆今週の血統注目馬は?
・5/23 フリーウェイS(3勝クラス・東京・芝1400m)
東京芝1400mと相性がいい種牡馬はロードカナロア。連対率27.5%は、2011年以降、当コースで産駒が20走以上した109頭の種牡馬のなかで第1位。なおかつ、2位ローズキングダム(23.8%)に3ポイント以上の差をつけて断然トップです。
当レースにはカヌメラビーチとペコリーノロマーノの2頭が登録しています。前者はグローリーヴェイズの半弟にあたる良血で、当コースで走った前走、昇級緒戦で7番人気だったにもかかわらず勝ち馬から0秒2差の4着と健闘しました。クラス2戦目の今回は楽しみです。
(文=栗山求)